現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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help リーダーに追加 RSS 1月15日・日経朝刊の医療保険に関する記事について思うこと。

<<   作成日時 : 2008/01/16 18:42   >>

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1月15日の日本経済新聞・朝刊に、終身医療保険についての記事がありました。

記事は主に、@いわゆる「掛け捨て」タイプ、A保険料払込期間満了後に還付給付金(いわゆる生存給付金)を支払うタイプ、B契約時に保険料を一括して支払う一時払い型―を取り上げていました。

【管理人が??と思う点について】
…紙面の都合もあるのでしょうが、説明について??と思う点がいくつかありました。

以下、管理人が??と思った点について取り上げてまいります。

1.これまでは月払の掛け捨てタイプが主流だった?
日経は終身医療保険について、〈…これまで月払いの掛け捨てタイプが主流だった…〉と述べておりますが、これは正確さに欠けています。

現在、多くの保険会社が主力として投入している終身医療保険は、保険料を一定期間で払い終える、いわゆる「短期払い」で申し込めば、保険料払込期間終了後に、少額ながらも解約返戻金が発生します。

もし、現在、主流となっている医療保険を「○○型」と表現するのであれば、管理人は「解約返戻金抑制型」と表現すべきだと思います。

2.払い込んだ保険料を返す「保険料返還型」?
日経は、〈…最近は払い込んだ保険料が返ってくる商品も増えてきている。…〉と述べたうえで、アリコジャパンの「一時払い終身医療保険」と、AIGエジソン生命の「健康還付給付金付無配当医療保険(終身型)」を、「保険料返還型」と分類しております。

が、この分類はかなり無理があると思います。

確かに、アリコの一時払い終身医療保険は死亡時に一時払い保険料相当額を死亡保険金として支払いますが、それはあくまで「保険金」です。ただ単に、払い込んだ保険料を返すというものではありません。

また、AIGエジソンの還付給付金付医療保険ですが、確かに還付金支払対象期間満了時に条件を満たせばまとまったお金を受け取ることができます。

ただし、それはあくまでも生存給付金の一種であり、「受け取ることができればそれまで支払ってきた保険料の実質的な負担が軽減される」というものです。

3.健康還付給付金の受け取り条件は「契約者」の生存?
日経は、AIGエジソンの還付給付金付医療保険から支払われる、健康還付給付金の受け取り条件の1つについて、〈…返還は、契約者の生存が条件。…〉と述べておりますが、これは明らかに間違いです。

健康還付給付金を受け取るための条件の1つは、「健康還付給付金支払期間満了時に被保険者が生存していること」です。

管理人は、日経新聞本社に電話で「間違っている」との旨を伝えましたが、先方は「分かりやすい表現として…」とちょっと言い訳とも取れる返答をしてきましたので、「誤解を招く表現をされては困る。分かりやすい表現というのであれば、保険の対象者といったようにしてほしい」と伝えました。

契約者の生存と被保険者の生存では、全く違うのです。もっと基本的なことを勉強してほしいものです。

【記事の内容】
以下、記事の内容です。

【マネー役立ち辞典:終身医療保険、返還タイプの注意点は? 保険料割高のケースも】
 医療保険は、病気やけがで入院や手術をしたときに給付金を受け取れる。このうち終身型は生涯にわたって保障が続く。これまで月払いの掛け捨てタイプが主流だったが、最近は払い込んだ保険料が返ってくる商品も増えてきた。ただ、掛け捨てタイプに比べて保険料が割高になるケースもあるので注意が必要だ。

 昨年12月の銀行窓口での保険商品販売の全面解禁をきっかけに、アリコジャパンは一時払い終身医療保険の販売を始めた。保険料を契約時に一括で払う必要がある。入院や手術の保障は一生涯続く一方で、死亡時に、払い込んだ保険料が全額返ってくるのが特徴だ。

 保険料は加入時の年齢や性別などで変わるが、例えば40歳の男性が入院日額1万円、一入院あたり最大60日のプランで契約したとすると、一括で払う保険料は344万円になる。契約後、病気やけがで給付金を受け取ったとしても、死亡時には、払い込んだ344万円が全額返ってくる。同じ条件で70歳の男性が加入した場合、保険料は1000万円を超える。
 
 保険料が一括払いなら死亡時に同額を返したとしても、期間中に発生する運用益分を給付金の原資に使える。だが返還タイプは、保険料掛け捨てタイプと比べると、原資の確保で保険料が高くならざるを得ない。途中解約すると、その分運用期間が短くなるため、契約後の期間にかかわらず、返還額は払い込んだ保険料の8割まで減る。

 死亡時ではなく、保険料の払込期間を終えると、払った保険料が返ってくるタイプもある。月払いが基本。AIGエジソンソン生命保険の場合、30歳で加入すると65歳までが払込期間になり、65歳になると、それまで払ってきた保険料が戻る。このタイプは、入院給付金などを受け取っていると、その分返還額が減る。

 このタイプも生保側が返還資金を確保する必要があり、掛け捨てタイプと比べると保険料が割高になる。同じ保障内容でも毎月の保険料が2倍以上になることもある。しかも返還は契約者の生存が条件。契約から払込期間終了まで20〜30年と長いケースが多く、その前に死亡すると返還の恩恵は受けられない。


以上です。

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