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help リーダーに追加 RSS 中性子線でがんを叩く!!「ホウ素中性子補足療法」―悪性脳腫瘍などに効果。

<<   作成日時 : 2008/04/10 00:21   >>

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4月8日の日本経済新聞・夕刊に、中性子線を使ってがん細胞のみを叩く「ホウ素中性子補足療法」についての記事がありました。

記事によりますと、

@中性子線を使ってがんを叩く「ホウ素中性子補足療法(BNCT)」が、治療の難しい脳腫瘍(しゅよう)や顔、口腔(こうくう)のがんに効果的だとわかってきた。がん治療の選択肢を広げる治療法として今後、注目を集めそうだ。

BNCTはがん細胞が取り込みやすいホウ素化合物をあらかじめ投与し、放射線の一種である中性子線を発生させて患部に照射する。中性子とホウ素が反応してできる別の放射線が、がん細胞のDNA(デオキシリボ核酸)を断ち切り、死滅させるが、正常な細胞は傷つけない。京大の小野公二教授は「がん細胞だけを狙い打ちできる次世代の放射線治療」と評価する。

まだ、安全性や有効性を検証する臨床研究段階で治療費はかからない。実施例は国内で約400例になる。

A中性子線は1回から数回の照射が基本。がん細胞を狙って攻撃するため、副作用や後遺症も起こりにくい。陽子線や炭素線を使った放射線治療が正常細胞にも障害を起こす恐れがあるのとは大きく異なる。

ただBNCTも万能ではない。体の表面から5センチ以上深い部分には中性子が届きにくく、治療効果を得にくい。

治療拠点も限られる。中性子線を発生されるためには原子炉が必要で、対応できるのは京大原子炉と日本原子力研究開発機構の研究炉(茨城県東海村)のみ。両施設とも現在は一時的に使用をやめており、原子力機構が6月、京大は2009年6月頃に運転を再開する予定。

原子炉を使わずに中性子線を発生させる小型加速器の研究開発も進んでいる。将来的には大学病院などに設置される見通しだ。


とのことです。

…記事にもありますが、この中性子線を使う放射線療法によって@悪性脳腫瘍の中で、最も悪性度の高い神経膠芽腫(これといった治療法はなく、予後は極めて悪い。多くの患者は約1年で死亡)でも延命効果があり、再発患者でなければ2年以上生存した人も多く、完治も期待できる。A悪化する一方だった唾液腺がんの患者では、腫瘍が縮小し、数年間はそのまま維持できている―そうです。

…現時点では、@体の表面から5センチ以上の深部では効果が得にくいA治療拠点がわずか2ヵ所であるB原子炉が必要―といった課題を抱えておりますが、今後の研究や改良・改善によって、エックス線やガンマ線に抵抗を示す部位のがん・悪性腫瘍への切り札として登場するのではないかと期待しております。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

【中性子線 がん治療に期待―悪性脳腫瘍や口腔がんに効果。細胞を狙い撃ち、副作用も少なく】
 中性子線を使ってがんを叩く「ホウ素中性子補足療法(BNCT)」が、治療の難しい脳腫瘍(しゅよう)や顔、口腔(こうくう)のがんに効果的だとわかってきた。がん治療の選択肢を広げる治療法として今後、注目を集めそうだ。

 神奈川県に住む高橋のぞみさん(仮名、20)は3年前、思い当たるふしがないのに物をよく落とすようになった。疲れがたまったのだろうと様子をみていたが、ある日、夜中にけいれんを起こし、救急車で総合病院へ搬送された。悪性脳腫瘍と判明、手術で患部を切除したが、複雑に入り組んだ病巣をすべて切り取ることはできなかった。

 中性子線をあてる放射線治療があることを知り、臨床研究に取り組む大阪医科大学脳神経外科の宮武伸一准教授に見てもらった。京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)まで出向き、BNCTを約1時間かけて受けた。再発は見られず、今は社会復帰の準備中だ。

 ◇国内で400例実施
 BNCTはがん細胞が取り込みやすいホウ素化合物をあらかじめ投与し、放射線の一種である中性子線を発生させて患部に照射する。中性子とホウ素が反応してできる別の放射線が、がん細胞のDNA(デオキシリボ核酸)を断ち切り、死滅させるが、正常な細胞は傷つけない。京大の小野公二教授は「がん細胞だけを狙い打ちできる次世代の放射線治療」と評価する。

 まだ、安全性や有効性を検証する臨床研究段階で治療費はかからない。実施例は国内で約400例になる。

 宮武准教授が現在対象としているのは主に悪性脳腫瘍。特に悪性度が高い神経膠芽(こうが)腫でも延命効果があったという。外科手術と抗がん剤、エックス線を組み合わせて治療しても大半が約1年で亡くなるが、再発患者でなければBNCTで2年以上生存した人も多く「完治も期待できる」(宮武准教授)。

 大阪大学歯学研究科の加藤逸郎助教は、口の中など頭頸(けい)部にできるがんの治療に活用している。これまで20人以上に実施した。「悪化する一方だった唾液(だえき)腺がんの患者では、腫瘍が縮小し数年間はそのまま維持できている」という。

 アスベストが原因で発症した中皮腫などの治療にも試みられており、「今後、様々ながんに使えるようにしたい」(小野教授)。

 ◇深部には届かず
 中性子線は1回から数回の照射が基本。がん細胞を狙って攻撃するため、副作用や後遺症も起こりにくい。陽子線や炭素線を使った放射線治療が正常細胞にも障害を起こす恐れがあるのとは大きく異なる。

 ただBNCTも万能ではない。体の表面から5センチ以上深い部分には中性子が届きにくく、治療効果を得にくい。

 治療拠点も限られる。中性子線を発生されるためには原子炉が必要で、対応できるのは京大原子炉と日本原子力研究開発機構の研究炉(茨城県東海村)のみ。両施設とも現在は一時的に使用をやめており、原子力機構が6月、京大は2009年6月頃に運転を再開する予定。

 原子炉を使わずに中性子線を発生させる小型加速器の研究開発も進んでいる。将来的には大学病院などに設置される見通しだ。

▽BNCT治療に取り組む主な大学(京大か原子力機構の施設を使う)
・京都大学(原子炉実験所)
・大阪医科大学(脳神経外科、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科)
大阪大学(第2口腔外科)
筑波大学(脳神経外科)
・徳島大学(脳神経外科)
・川崎医科大学(放射線科)


以上です。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
⇒原子炉を使わずに中性子線を発生させる小型加速器の研究開発も進んでいる。>>これ期待したいですね。原子炉を使用すると何十億円もかかりますものね・・健康保険の適用への道も開けるかも知れないですものね。
goodday
URL
2008/04/10 07:41
こんにちは。

改良すべきところはあると思いますが、新たな良い治療法が開発されるのは、いいことですね。
費用はそんなに高額ではないのでしょうか?
だとすると、施設が増える事を期待したいです。
とことこママ
URL
2008/04/10 09:43
おはようございます!

医療技術の進歩には本当に驚かされます!
がんは防ぐ事は出来ないでしょうが、がんを治すことはかなりの確率で可能になってきてますね。
ともさか保険事務所
URL
2008/04/10 09:47
gooddayさん、こんばんは。
一番コメントありがとうございます。
…はい、小型加速器の実現は大いに期待したいところです。
そうすれば、普及もしやすくなりますしね。
現役保険営業マン
2008/04/10 22:10
とことこママさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
…そうですね。特に、こういった肉体的負担が少ない治療法が登場することにより、今後のがん治療がさらに前進しますからね。
…現時点では臨床研究の段階ですので、治療費は発生しないそうです。
…今後、普及するかどうかは、小型加速器の実現にかかっていると思います。開発に携わっている人たちに頑張ってもらいましょう。
現役保険営業マン
2008/04/10 22:17
ともさか保険事務所さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
…何と中性子線ですよ。本当に医療技術の進歩には驚かされます。
…おっしゃるとおりです。かつては「不治の病」として恐れられた白血病も今では治療法が確立され、多くの方が克服されていますからね。今後も放射線治療法の更なる進化などで、多くの患者さんが克服すると思います。
現役保険営業マン
2008/04/10 22:23

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