現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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help リーダーに追加 RSS ニード喚起はどうするの?―ネット生保に対する疑問

<<   作成日時 : 2008/06/12 23:23   >>

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6月12日の日本経済新聞・夕刊に、ライフネット生命、アニコム損害保険、HS損害保険を取り上げた記事がありました。

…記事を読んでふと思ったのですが、ネット専業の生保は、どうやってお客様自身が気付いていない真のニード(潜在ニード)を顕在化するのでしょうか?

また、潜在ニードの顕在化(ニード喚起)を通じて行われる、お客様自身による利益の発見をどうやって行うのでしょうか?

従来とは異なる、あるいは、ネットならではの利点と特徴を提示すれば、ニード喚起と利益の発見をせずとも契約が集まるというのでしょうか?管理人はそうは思いません。

管理人は、

@ニード喚起と利益の発見がなければお客様は生命保険の契約をしない。

Aニード喚起と利益の発見は、営業パーソンとお客様のフェイス・トゥ・フェイスによる会話によってのみ可能である。


と考えております。

日経の記事中には、〈ネット専業は海外でも成功例がない〉とありますが、管理人は

ネットという媒体では、営業パーソンとお客様が直に接することでしか成し得ない、「ニード喚起と利益の発見」という壁を越えられなかったために成功しなかったのではないか?

と考えております。

それゆえ、ネット専業生保は、ある程度契約を集めるかもしれません。しかし、営業パーソンを主力としている生保にとって、強力な対抗勢力になるとは考えにくいと思います(かなり強引で乱暴な結論かもしれませんが…)。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

【波頭旗頭―大手保険OB、業界に新風】
 横並び体質や閉鎖性が指摘されてきた保険業界で新規参入が活発になってきた。業界に風穴を開けようと、大手出身の社長が奮闘している。

 ◇ライフネット・出口氏―ネット…商品単純化、格安に
 「どこよりもわかりやすくシンプルで安くて便利な商品・サービスを提供したい」。5月に開業したライフネット生命保険社長の出口治明氏(60)は力強く話す。

 ライフネット生命は主にインターネットで生命保険を販売する。対面販売が中心の生保でネット専業は海外でも成功例がない野心的な試みだ。

 商品は単純。複雑な特約はなし。配当や解約返戻金もなくした。保険料も格安だ。営業員を持たず、経費を抑えられる強みを生かした。30〜40歳代で定期死亡保険の保険料は大手のほぼ半分。出口氏は「生命保険が生まれたころのような商品にしたい」と話す。

 最大手の日本生命保険出身の出口氏は運用、企画、海外などの分野を歩んだ。その後のバブル崩壊で、日生も新規事業や海外部門をリストラ。社内で活躍の場は狭まり、退社後、当時から温めていた構想を「還暦での起業」で実現した。

 ◇アニコム・小森氏―ペット…動物も「健康保険」
 少子化を背景に広がるペット市場。ペット保険に加入する人も珍しくなくなった。今年誕生したアニコム損害保険は国内初のペット保険専業の保険会社だ。巨額の資本が必要な保険会社には珍しく、主要株主に大企業の名前がない。社長の小森伸昭氏(39)は「プロレタリアートによる初めての保険会社」と笑う。

 小森氏は東京海上火災保険(現・東京海上日動火災保険)の出身。31歳で会社を飛び出し、難しいとされたペット保険の事業化に挑んだ。

 成功のカギは動物病院を組織化し、公的医療保険と似た仕組みを作り上げたこと。アニコムの契約者は動物病院で保険証をみせれば、かかった治療費の半額だけ支払えばよい。残りは動物病院がアニコムに請求する。小森氏は「情報技術のおかげで運営費が下がったから実現できた。保険の運営、流通コストをさらに下げたい」と話す。

 ◇エイチ・エス・松尾氏―旅行…HIS顧客に提供
 海外旅行に価格破壊を起こしたエイチ・アイ・エスなどが昨年設立したのが、旅行保険専門のエイチ・エス損害保険。社長の松尾昭男氏(56)は損害保険ジャパン出身だ。旅行業界を長く担当していた縁で、損保事業への参入を検討していたHIS創業者の沢田秀雄氏のもとに飛び込んだ。

 HISの顧客基盤を生かし、保険料収入はこれまでのところ目標を上回る。今後は他社にはない旅行保険の開発も検討する。松尾氏は「お客様に一番選ばれる保険会社になりたい」と話す。


以上です。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ネット販売。。私や現役さんが対象とする、または対象としたいお客様の層とは異なる対象をターゲットにしている部分もあり、またそもそもネットで購入したいと考える方は、能動的行動を起こせる人なので、そこにニード喚起を働かせる重要度は対面募集ほど高くないので、問題ないと思います。ある程度機能的に対面募集で行う、ニード喚起を機能的に補完できればよいということになります。もちろん市場のパイは決まっていますから、競合する相手として、非常に痛いところではありますが。。
goodday
URL
2008/06/13 07:04
おはようございます。

私も現役保険営業マンさんと同じ意見です。
私のブログにも書きましたがおっしゃるようにニード喚起がしっかりなされていないから、そういった方は流動性が高く、保有も安定しないと思います。
能動的行動を起こせる人、といえば聞こえはいいですが、一生に数回しかない生命保険を考える機会において、営業パーソンに会いたくない人、保険料の安さのみを目指す人とも言えます。そういう方を自分のお客様にしたいとは思いませんね。
ネット販売の記事を見ると、「どうぞ頑張ってください」としか言いようがないです(笑)。
佐藤
URL
2008/06/13 07:48
おはようございます。
恥ずかしながら私は通販の自動車保険で痛い思いをしました。今は通販よりやはり営業マンから! もらえない金額よりちゃんと説明してもらった安心感を・・・と思いました。
>営業パーソンに会いたくないを会いたいに変える魔法はありますか?
よちよちアヒル
2008/06/13 08:03
gooddayさん、おはようございます。
一番コメントありがとうございます。
…^^;ちょっと、いや、だいぶ一方的過ぎる見方でしたかね?なるほど、そういう層がターゲットであれば主力の対面チャネルほど重要ではないのかもしれませんね。
現役保険営業マン
2008/06/13 09:57
佐藤さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
…佐藤さんもそう思われますか。
…そうですね。確かに、ニード喚起がきちっと出来ていない方や、安さのみを追及する人はどうしても流動的(ある意味浮気者)ですね。
…同感です。そのような方を顧客に持つと、結局は契約の長期安定が望めず相互利益の実現はできませんからね。
現役保険営業マン
2008/06/13 10:05
よちよちアヒルさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。
…ありゃ、ということは支払いの段階で「え!?」ということが起きてしまったのですね。
…そうですね。私も対面経由で契約しております。やはり安心できます。
…うむ〜、どの営業パーソンも悩む問題ですね。私も試行錯誤の真っ最中なのです。そういう魔法なり、優良な見込み客を呼び込める「銀の竪琴」のようなものがあればいいなぁなんて思うのですが、現実はそう甘いのではありませんからねぇ…。
現役保険営業マン
2008/06/13 10:16

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