現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS 金融庁、生保10社に対する改善状況の定期報告義務を解除。

<<   作成日時 : 2011/12/17 23:41   >>

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12月16日、金融庁はHPにて、保険金や給付金の未払いに対して発出した業務改善命令に基づく、生命保険10社への改善状況の定期報告義務を解除したことを発表*しました(メディアは「業務改善命令を解除」と報じていますね)。

*詳しくはこちらをどうぞ。
  • 業務改善命令を発出した生命保険10社の改善状況について

    【個人的感想など】
    3年前の7月に、保険金や給付金の支払い漏れ・支払い不足が原因で、金融庁から業務改善命令を受け、改善状況の定期的報告を義務付けられたのは、日本生命保険などのいわゆる大手国内生保や、メットライフアリコ(当時アリコジャパン)、アメリカンファミリー生命保険といった外資系生保の計10社です。

    このときメディアは一斉に保険会社を厳しく批判したものです。なかには批判という概念を超えて、「保険料をちょろまかしている」などと社説で侮辱した新聞社もありました(ヒント@さんご礁落書き事件など数々の不祥事を起こしています。ヒントAアカが書き、ヤクザが売って、バカが読むといわれている新聞社です)。

    このいわゆる未払い問題が生じたことで、保険会社は

    @被保険者等から保険金や給付金の請求があったときには、請求が来ていないものの他にも請求できる特約があればそのことを案内する。

    A医療保障の特約を統合・簡素化し、事務処理におけるミスによる支払い漏れや支払い不足・過剰支払いや請求漏れを防止する。

    B定期的な訪問活動を実施して、既存契約者に契約内容を今一度把握していただくことで請求漏れを防止する


    ―といった改善策を実施してきました。その結果、支払い漏れなどの件数・金額は大きく改善されました。

    ただ、未払い問題は保険会社のみの問題ではありません。未払いの大きな原因は請求がなかったこと、つまり「請求漏れ」です。

    では請求漏れはなぜ起こったのでしょうか?

    しばしば保険の仕組みが複雑になったから、という意見を目にしますが、仕組みがシンプルな単体の医療保険やがん保険が、保有する契約の大半を占めるアフラックでも未払いが起きていたことを考えると、保険の仕組みのみを原因とするのは無理があるかと思います。

    個人的には、契約者に契約後の保険を管理するという責任が希薄になっていたことも原因であると考えています。

    【金融庁の公式コメント】
    以下、16日に改善状況の定期報告義務を解除した金融庁の公式コメントです(HPより抜粋・転載)。

    【業務改善命令を発出した生命保険会社10社の改善状況について】
    1.金融庁は、平成20年7月、多数の保険金等の支払漏れ等が認められた生命保険会社10社に対して保険業法第132条第1項又は第204条第1項の規定に基づき、業務改善命令を発出し、改善状況の報告を求めてきたところ。

    2.業務改善命令を受けた各社から提出された改善状況の報告書によれば、各社とも、保険金等の支払漏れ等を防止するため、経営管理態勢及び業務運営態勢について、次のような措置を講じているところである。

     (1)経営陣の指揮のもと、診断書の電子化や複数人による並列的な診断書の確認等を実施するとともに、保険金等の支払いに関する内部監査体制の強化、支払担当者の研修及び教育の充実、保険契約者等に対する注意喚起や保険金等支払内容の情報提供、保険商品の改廃等により、保険金等の支払漏れ等の防止を図っている。

     (2)保険金等の請求案内については、従来の保険契約者等からの申出を待つ受動的な態勢から、能動的な態勢(更なる支払いに結び付く可能性があるものについて、支払時又は支払後直ちに請求案内を実施)に変化してきている。

     また、生命保険協会においては、「保険金等の請求案内事務に関するガイドライン」(請求案内の内容・方法・タイミングや、保険契約者等による保険事故発生の認知を確保するための説明方法等について基本的な考え方を示したもの)を作成するなど、業界全体としての取組みも実施している。

     (3)これらの態勢整備により保険金等の支払漏れ等は大幅に減少している。また、その大半は、保険会社が支払後検証や内部監査等により自ら発見しているものである。

     さらに、各社においては、支払漏れ等が発生する都度、発生原因の解明を行い、必要な対策を講じる態勢の整備を図っている。

    3.上記を踏まえ、10社に対する業務改善命令に基づく改善状況の定期報告義務は解除する。

    4.今後は、保険金等支払管理態勢の更なる充実を図っていく観点から、生命保険協会及び生命保険会社各社に対し、支払漏れ等の発生状況を定期的に公表すること、及び、保険金等の支払いに関して保険契約者等から幅広くご相談いただけるようにするための募集文書の内容の充実等の措置を講じることを要請した。

    (別紙)保険金等の支払漏れ等による追加支払件数・金額の推移(PDF:72KB)

    【生命保険協会の公式コメント】
    金融庁からの要請について、生命保険協会は同日付で、次のようにコメントしています(HPより転載)

    【保険金等の適切なお支払いについて】

    平成23年12月16日


     本日、金融庁より、当協会宛に、各社の保険金等の支払漏れ等に係る件数・金額についての集約及び公表、募集文書に関するガイドラインの見直しなど、各社の保険金等の支払いに関する態勢の更なる充実のための取組みを推進するとともに、業界の取組みについて広く周知することに関する要請文書が発出されております。

     保険金等の適切なお支払いに向けましては、各社が、査定時のチェック体制整備やお支払後の自主的な事後検証等の再発防止策の更なる充実に努めてきたことに加え、当協会としても、各社がより一層の業務改善を進めていくためのサポートを目的に、業界自主ガイドラインの作成・見直しや、好取組事例の共有化、「生命保険支払専門士試験」の創設等の職員教育の充実、お客様からの相談等への対応体制の強化等を実施して参りました。また、診断書の誤読や読み落とし等、診断書に起因する支払漏れが多く発生していたことを踏まえ、診断書の機械印字化ソフトの病院への普及を促進し、保険金等のお支払いに関するインフラ整備にも取組んで参りました。(これまでの当協会の取組みの詳細は、こちらをご参照下さい。)

     当協会としては、本日の要請の趣旨を踏まえ、各社に対し、自主的な業務改善の継続と保険金等の追加支払に関する情報の公表を促すとともに、保険募集に係る当協会の自主ガイドラインを見直す方向で、各社の取組みを促して参ります。

     引き続き、各社がお客様の視点に立ち、保険金等のお支払いという生命保険会社として最も重要な責務を全うできるよう取組んで参ります。

     なお、保険金等の適切なお支払いには、お客様からのご連絡が重要な情報となります。保険金等の支払事由が生じた場合はもちろんのこと、支払可能性があると思われる場合や、ご不明な点がある場合等についても、ご加入の生命保険会社までご連絡頂きたくお願い申し上げます。


    以上です。

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    ↑、7月下旬に撮影したルリタテハという蝶と、サルスベリの花です。

    ルリタテハはその通り翅の内側に瑠璃色の筋がある蝶です。成虫で冬を越します。樹液を吸う他、地面に落ちた柿の実にもやってきます。

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