現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS 日生など、大手国内生保4社の解約が4年間で38%減少。

<<   作成日時 : 2012/01/27 23:29   >>

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1月27日の日本経済新聞・朝刊に、大手国内生保4社(日本生命保険、第一生命保険、明治安田生命保険、住友生命保険)の、ここ4年間の解約・失効高の改善状況などに関する記事がありました。

記事によりますと、

< 生命保険各社が新規の獲得から既存契約の維持に経営の軸足を移し始めた。コスト競争力のある外資やインターネット専業との競争が激しく、新規契約獲得の難易度が高まっているためだ。ただ、既存契約の維持に軸足を置けば、過去に高い予定利率を約束した契約の切り替えは進みづらくなり、経営体力の改善は後手に回りかねない。>

とのことです。

【管理人の感想など】
1.既存契約の維持は苦肉の策とはいえない

日経は見出しで「生保苦肉の策」と書き、記事の中で

< もっとも既存契約の維持に注力することに生保各社はジレンマも抱えている。生保にとっては頭の痛い問題である「逆ざや」契約の温存につながるからだ。

 国内生保の個人向け保険の契約のうち、予定利率が2.75%以上という逆ザヤの契約は依然として50%を占める。生保各社にとっては「高い予定利率の契約を減らして(利率の低い)新規の契約に切り替えたい」というのが本音。だが、ある大手生保の幹部は「無理に勧めると契約者は他社に流れかねない」。予定利率の高い既契約を維持しつつ、将来的に切り替えの時期を探る苦しい戦術を迫られている。>


と述べています。

しかし、本当に日経の記事にあるように、大手生保にとって、過去の契約の利率が運用利回りに達しないことで生じる逆ザヤが深刻な問題なのか?

へそ曲がりな管理人は、どうにも気になったので「生保の逆ざや問題」で検索してみました。

すると、

  • 生命保険会社の利源分析とは―JCR・Q&A

    という興味深い資料を発見しました。上記資料を読む限り、逆ざやは確かに問題ではありますが、それよりも保有契約高の減少と新規契約の減少が生保の経営にとって、より大きな問題であるようです。

    既存契約に対する従来以上のフォローは、解約による保有契約高の減少に対する歯止めの効果や、保険の効力を失う契約の減少効果が出てきていますので、苦肉の策とはいえないと思います(あくまで個人的な感想です。)

    そもそも、大手生保は新規契約重視からの方針転換をしたわけではありません。新規契約獲得に偏った営業活動方針から、新規契約獲得と既存契約維持という両方のバランスが取れた営業活動へと変更を行っているだけです。

    2.とっくに攻めの経営を実施していますよ
    日経は記事の中で、

    < 既存契約の維持はいわば「守り」の経営。インターネット専業の中にはこの1年間で契約をほぼ倍増させたライフネット生命保険のような保険会社もある。簡素な保障と割安な保険料が消費者の人気を集めているだけに、大手生保は魅力的な商品開発だけでなく、金融機関の窓口や販売代理店、ネットなど販売経路の多様化といった「攻め」の経営が課題になりそうだ。>

    と述べています。

    …え〜っと、大手生保は既にそうした募集チャネルの多様化を実施していますよ。

    事実、主力である営業職員以外に、銀行窓販、来店型代理店の展開、乗り合い募集代理店での保険商品取り扱い、など対面チャネルの多様化が進んできています。

    【記事の内容】
    以下、記事の内容です。

    ―日本経済新聞 2012年1月27日・朝刊―

    【生保苦肉の策、既存契約重視 4社で解約38%減―ネット対等、新規獲得困難 「逆ざや」温存、経営重荷に】

     生命保険各社が新規の獲得から既存契約の維持に経営の軸足を移し始めた。コスト競争力のある外資やインターネット専業との競争が激しく、新規契約獲得の難易度が高まっているためだ。ただ、既存契約の維持に軸足を置けば、過去に高い予定利率を約束した契約の切り替えは進みづらくなり、経営体力の改善は後手に回りかねない。

     日本生命保険、第一生命保険、明治安田生命保険、住友生命保険の大手4社の2011年4〜9月期の解約。失効高は合計14.2兆円と前年同期比で10.1%減った。保険金支払い漏れ問題の本格的な調査を始めた07年4〜9月期と比べると減少率は38.5%に上る。解約・失効高とは契約期間中の解約や満期を迎えて失効した契約額。この減少は大手生保にとって経営の安定を意味する。

     解約・失効高が減少している背景には各社の営業改革がある。明治安田は08年度に営業職員らの業績評価や給与に既存の契約者への訪問回数などを反映させる制度を導入した。住友も来年度から同様の制度を入れる。契約者に定期的に接触することが解約の減少などに結びついた。

     日生は4月、第一は8月から営業職員に新しい携帯端末を配る。契約関係の書類をデータ化して事務処理の効率化や正確性を高める方針だ。事務処理の円滑化で既存契約者との関係維持に時間を捻出しやすくする。

     もっとも既存契約の維持に注力することに生保各社はジレンマも抱えている。生保にとっては頭の痛い問題である「逆ざや」契約の温存につながるからだ。

     国内生保の個人向け保険の契約のうち、予定利率が2.75%以上という逆ザヤの契約は依然として50%を占める。生保各社にとっては「高い予定利率の契約を減らして(利率の低い)新規の契約に切り替えたい」というのが本音。だが、ある大手生保の幹部は「無理に勧めると契約者は他社に流れかねない」。予定利率の高い既契約を維持しつつ、将来的に切り替えの時期を探る苦しい戦術を迫られている。

     契約者にとっても過去の高い予定利率を保証された契約は「お宝保険」。最近は営業職員の転換の働きかけに簡単には応じなくなっている。

     既存契約の維持はいわば「守り」の経営。インターネット専業の中にはこの1年間で契約をほぼ倍増させたライフネット生命保険のような保険会社もある。簡素な保障と割安な保険料が消費者の人気を集めているだけに、大手生保は魅力的な商品開発だけでなく、金融機関の窓口や販売代理店、ネットなど販売経路の多様化といった「攻め」の経営が課題になりそうだ。


    以上です。

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    ↑、昨年の8月下旬に撮影した昆虫です。

    1枚目はキバナコスモスにやってきたハナアブ。2枚目は庭先のカクレミノでツチバチの仲間を捕食するオオカマキリ。3枚目はミツバチを捕食するアズチグモ―です。

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    コメント(2件)

    内 容 ニックネーム/日時
    復帰しました。ボチボチですが、また宜しくお願いします。
    tx88a
    URL
    2012/01/29 16:34
    TX88Aさん、こんばんは。
    復帰おめでとうございます後ほどうかがいますね。
    現役保険営業マン
    2012/01/29 18:05

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