現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS 日経の「医療保険のボーナスは得?」という記事について。

<<   作成日時 : 2012/12/27 22:58   >>

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12月26日の日本経済新聞・朝刊に、生存給付金や無事故給付金(いわゆる健康ボーナス)を付加している医療保険の記事がありました。

記事によりますと

< 一定期間ごとに健康への「ボーナス」が支給される医療保険は根強い人気がある。掛け捨てにならずお得に見えることが理由だが、ボーナスの原資は自分が払った保険料。商品の仕組みと特徴を理解した上で加入することが大切だ。>

とのことです。

【管理人の感想】
1.「加入者にとって合理的な保険」であればそれでいい

個人的には、生存給付金や無事故給付金といった生存保障機能を組み込んだ医療保険について、得かどうか?という切り口で取り上げても、

@「医療保険は疾病及び不慮の事故による傷害で、入院・手術・通院・先進医療といった治療を受けたときのための保険商品なのだから、そうした保障が揃っていればいい」、と考えている人から見れば「無事故給付金は無駄な保障であり、余分な保険料が発生するからそのような医療保険はもったいない」(管理人はこの考えの持ち主です)。

A「入院や手術を受けなかった加入者に利益が生じてもいいのではないか?」と考えている人から見れば、「無事故給付金等が付加されている医療保険は自分の考えに沿っている保険商品」


―といった具合に評価が分かれるので、結論を1つにすることは不可能であり、結局のところ「無事故給付金などが組み込まれている医療保険が加入者にとって合理的な保険」であれば、それでいいのではないかと思います(これは生存給付金等が付いている医療保険に限りませんが…)。

2.付加保険料は保険会社の運営経費ではない
日経は記事の中で、「付加保険料」を保険会社の運営諸経費としていますが、これは間違いです。付加保険料は契約者が支払う保険料(営業保険料)の一部で、「営業保険料と純保険料の差」なのです*。

*詳しくはこちらをどうぞ。
  • 「生命保険の原価について」(PDF:保険数理人の坂本嘉輝氏が2010年4月20日に公表したものです。)

    いつになったら「専門家」に取材して正しい情報を提供するのでしょうか?

    3.定期預金と給付金は仕組みが全く異なります。
    記事の中でFPの竹下さくら氏と日経は、ネクスティア生命の女性向け終身がん保険について、

    < …「分散投資先の一つと考えてもよい商品もある」という。ネクスティア生命の「ワタシにごほうびプラン」はその一つ。30歳でがん入院給付金が日額1万円、がんにならなければ3年ごとに10万円のボーナスがもらえるプランに加入した場合、保険料は月額4740円。ボーナスの原資となる特約保険料の部分だけでみれば年利3%程度と、今の定期預金では望めない高利回りになる。>

    としています。

    いやいや^^;無事故給付金などと定期預金は仕組みが全く異なりますから、そういう比較は無意味です。

    それに契約者が実際に支払うのは4740円という保険料ですから、都合よく特約保険料だけを持ち出して「年利3%程度」というのはアンフェアではないでしょうか。

    そもそも分散投資をというのなら、株式や債券などの「金融商品」などに投資すればいいだけのことです。

    4.最後で不覚にもコーヒーを吹いたwwwwww
    日経は記事を、

    < 保険の本分はあくまで保障。その確認がおろそかになるのは本末転倒だ。ボーナスという言葉に飛びつく前にじっくり検討することが欠かせない。>

    ―と締めくくっています。これを読んで不覚にも夕食後のコーヒーを吹いてしまいました。

    えっと…生存給付金や無事故給付金は生存保障の一種ですから立派な「保障」ですよ。

    個人的には、「分散投資先の一つとして考えてもよい商品がある」…などという、日経自身とFPの竹下さくら氏の考え方が本末転倒であると思います。

    【記事の内容】
    以下、記事の内容です。

    ―日本経済新聞 2012年12月26日朝刊―

    【医療保険のボーナスは得?―ご褒美・貯蓄感覚刺激。原資は保険料、割高に】

     一定期間ごとに健康への「ボーナス」が支給される医療保険は根強い人気がある。掛け捨てにならずお得に見えることが理由だが、ボーナスの原資は自分が払った保険料。商品の仕組みと特徴を理解した上で加入することが大切だ。

     「病気に備えつつ、元気でいればボーナスが受け取れるなんて、ずいぶんお得」。東京都内の会社員女性(35)はあるボーナス付きの医療保険に引かれている。掛け捨ての保険に比べて保険料は高くなるが、気にならない様子だ。

     ◇女性に人気集まる
     ファイナンシャルプランナー(FP)の内藤真弓氏は「得の女性は掛け捨ての保険が嫌いな人が多い」と指摘する。ネクスティア生命保険が8月、がん保険「カチッと終身がん」に設けた女性向け商品「ワタシにごほうびプラン」は、その傾向をよく表す商品。3年ごとにボーナスを支払う特約をパッケージにしたところ、がん保険契約者の女性比率は従来の30%から45%に高まったという。

     NKSJひまわり生命保険の女性限定商品「フェミニーヌ」は3年ごとに15万円のボーナスが支給され、女性特有の病気への手厚い保障が特徴だ。契約者へのアンケートで一番の魅力としてあげられたのは「ボーナスが受け取れること」(48%)。2位の「保障内容に納得して」(38%)を大きく上回った。

     ボーナスと聞くと保険会社からのキャッシュバックというイメージがあるが、実際は違う。保険コンサルタントの後田亨氏は「契約者が払い込んだお金を定期的に返金する仕組みに過ぎない」と注意を促す。正式名は「生存給付金「無事故給付金」など。NKSJひまわり生命は誤解を避けるため「ボーナス(生存給付金)」と表記する。そして、保険料は掛け捨ての保険より当然割高になる。

     貯蓄代わりと考える人も多い。確かに無駄遣いを防ぐ天引きの効果はあるが、さまざまな制約があることも忘れてはならない。一つは預金と比べて流動性が低いこと。自分の都合で引き出すことはできないし、中途解約すれば元本割れする上に保障も無くなる。「必要な保障に備えるのが保険の機能。貯蓄は別にすべきだ」と後田氏は強調する。

     保険会社の破綻リスクも考慮すべきだ。預金は元本1000万円までと利息が預金保険で保障されるが、貯蓄性の高い保険は保険金額が大きく減る恐れがある。

     保険会社のボーナス付き保険の売り方も知っておいた方がよい。内藤氏は「ボーナス付き保険は、同じ会社の掛け捨ての保険よりも少し得する設計になっていることが多い」と指摘。これが目くらましになり「より安い保険を他社で探そうという意識が抜けてしまう」と懸念する。

     30歳女性が終身医療保険に入るケースで見てみよう。入院保障が日額1万円で手術や先進医療の給付金をほぼ同じ条件にした場合、5年ごとに5万円の健康ボーナスが出るA社の保険料は月額5000円弱。一方、B社の掛け捨て保険は3000円強だ。差額は5年間で9万円を超えボーナス分をはるかに上回る。その差は年を重ねるごとに広がっていく。

     もっとも使い方次第ではメリットを受けられることもある。FPの竹下さくら氏は「例えばフェミニーヌは若い女性には魅力的な商品」と話す。理由は1回の入院で180日まで保障されること。トラブルが多い産前産後の時期に利用すれば、一般的な終身医療保険より保障が充実しており安心感が大きい。15年の保険期間が終われば「更新せず、別の保険を考えればよい」と話す。

     さらに竹下氏は「分散投資先の一つと考えてもよい商品もある」という。ネクスティア生命の「ワタシにごほうびプラン」はその一つ。30歳でがん入院給付金が日額1万円、がんにならなければ3年ごとに10万円のボーナスがもらえるプランに加入した場合、保険料は月額4740円。ボーナスの原資となる特約保険料の部分だけでみれば年利3%程度と、今の定期預金では望めない高利回りになる。

     ◇改めて保障確認を
     これは「運用益に加え他の剰余金も乗せるから」(同社)。保障内容はシンプルだ。通院治療は保障対象外で中途解約しても返戻金は無い。それらの条件を踏まえ保険料を払い続けた結果の「3年ごとに10万円」だ。どう受け止めるか。

     保険の本分はあくまで保障。その確認がおろそかになるのは本末転倒だ。ボーナスという言葉に飛びつく前にじっくり検討することが欠かせない。

    ▽医療保険にも返金型が登場
     最近は満了年齢まで払った保険料がボーナスや保障で実質全額戻る仕組みの終身医療保険も目を引く。メットライフアリコの「リターンズ」はその一つ。5年ごとの健康ボーナス、入院・手術給付金、満了時に受け取るリターンボーナス(生存還付給付金)の合計が、払込保険料相当額と同じだ。

     ただし、保険料は一般的な終身医療保険よりもかなり高め。払込期間も20年以上で、中途解約や死亡時に支払われる額は少ない。つまり満了まで高額な保険料を払い続けた人だけが、実質的な保険料ゼロというメリットを受けられる設計。自分に合う商品かどうかは慎重に見極めよう。


    以上です。

    画像
    ↑、今月、地元の神社の駐車場で撮影した紅葉です。

    ↓12月27日22:30現在で7位…アップしました。ありがとうございます。皆様のワンクリックをお待ちしております。
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