現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS 日経さん、終身保険や養老保険などは「保障と貯蓄を兼ねる保険」ではありません。もっと勉強しなさい。

<<   作成日時 : 2013/04/05 19:53   >>

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4月2日の日本経済新聞・夕刊に、新社会人の保険選びに関する記事がありました。

【管理人の感想など】
1.分かりにくいうえにあまり役に立たない記事

20年以上前の保険の話、ピンボケ解説、間違った解説、保険選びに必要とは思えないマニアックな情報を盛り込むなど、記事の対象となっている新社会人にとって分かりにくいうえにあまり役に立たない―というのが管理人の感想です。

2.まずは加入する目的を明確にすること
記事の冒頭で「掛け捨ての保険にすべきかどうか」で迷っている男性が登場します。なぜ彼は迷ってしまったのでしょうか?

それは、

何のために保険に加入するのか?ということを明確にしなかったため

―です。新社会人の皆さん、保険の基本的なことを把握したら、次の段階は保険を選ぶことではなく、保険に加入する目的を明確化することです。そうしなければ保険選びで迷ってしまい、いたずらに時間を費やしてしまいます。

3.「必要な保障を必要な分だけ、無理のない負担で用意できるかどうか」で選びましょう。
新社会人の皆さん、保険の基本的なことを把握し、保険に加入する目的を明確化したら、今度は加入する目的に合った保険を選ぶことになります。

このときに重要なのは、

「必要な保障を必要な分だけ、無理のない負担で用意できるかどうか」、つまり「合理的な保険かどうか」で選ぶこと

―です。

FPなどが紙面で主張している彼らの理屈に合わせても、加入する人にとって、必要な保障を必要な分だけ、無理のない負担で用意できていなければ全く意味がありません。

4.貯蓄型保険という呼び方は正しくない。
日経は記事において、終身保険、養老保険、学資保険、個人年金保険を貯蓄型保険と称していますが、正しくありません。それらの保険は貯蓄型保険と称されていますが、

@終身保険:一生涯の保障期間を有し、死亡・高度障害状態を保障する「死亡保険」。

A養老保険:契約時に保障期間が終了する時期(保険の満了)を決める。保障期間が終了するまでの間に死亡した場合は死亡保険金を支払う。高度障害状態に該当した場合は高度障害保険金を支払う。無事に保障期間の終了を迎えた場合は「満期保険金」を支払う―という「生死混合保険」。

B学資保険:契約時に保障期間が終了する時期を決める。保険の対象者である子供が無事に所定の年齢に達すると契約時に定めた給付金を、無事に保障期間の終了を迎えると満期保険金を支払う「生存保険」。

C個人年金保険:契約時に保障期間が終了する時期を決める。無事に保障期間の終了を迎えると、年金形式で保険金を支払う「生存保険」。


―なのです。

5.掛け捨ての保険とは。
掛け捨ての保険とは、以下の保険の俗称です。

@「定期保険」:死亡保険の1つ。契約時に決めた保障期間が終了するまでの間に死亡した場合は死亡保険金を、高度障害状態に該当した場合は高度障害保険金を支払う。無事に保障期間の終了を迎えたらそこで保険契約は消滅するだけで、満期保険金はない。

A「定期型医療保険」:契約時に定めた保障期間が終了するまでの間に、疾病や傷害で入院したり・手術したりした場合などは給付金を支払う。保障期間の終了を迎えたら定期保険と同様、契約が消滅するだけ。

B「定期型がん保険」:契約時に定めた保障期間が終了するまでの間に、がんと診断確定されたり、がんによる入院・手術を受けたりした場合などは給付金を支払う。保障期間の満了を迎えたら定期保険と同様、契約が消滅するだけ。


6.「保険料の内訳」は保険選びの重要な要素ではない。
日経は、

< それでは保険料の仕組みを確認しておこう。貯蓄型の名称に惑わされがちだが、どの保険にも必ず掛け捨て部分はある。死亡保険金や入院給付金などの支払に充てる「危険保険料」と、保険会社の経費や利益に充てる「付加保険料」の2つは、掛け捨て保険にも貯蓄型保険にも共通している。何事もなければ掛け捨てになる部分だ。>

―と、保険契約者が支払う保険料の内訳に触れていますが、基本的な知識がない新社会人にとっては難解な上に誤った解説をしています。

まず申し上げておきますが、保険料の内訳について知らないと、保険選びに影響を及ぼすなどということはありません。

さて、ここから難しい話をします。契約後に保険会社に支払う保険料の内訳は以下のとおりです。

保険料=「純保険料」+「付加保険料」

まず、「付加保険料」ですが、これは保険会社の運営経費や利益に充てる部分ではありません。「付加保険料」とは「純保険料を超える割増の部分」なのです。

また、「危険保険料」というのは「純保険料」を構成している2つの保険料のうちの1つ(もう1つは「貯蓄保険料」といいます)で、死亡保険金の財源です。

ちなみに、「貯蓄保険料」というのは、保険の対象者が将来死亡したときに支払う死亡保険金や、養老保険などの満期保険金の財源です。

7.終身保険などは「保障と貯蓄を兼ねる保険」?
今回の記事を読むと、終身保険や養老保険などは「保障と貯蓄を兼ねる保険」であるかのような印象を受けますが、それは違います。

終身保険は死亡・高度障害保障。養老保険は生存保障と死亡・高度障害保障。学資保険と個人年金保険は生存保障+若干の死亡保障―と保有する機能は全て「保障」なのです。

【記事の内容】
以下、記事の内容です。

【新社会人の保険選び(下)・掛け捨て、本当に損?―貯蓄型、保険料は割高】
 「貯蓄型保険は特で、掛け捨ては損」。保険に入る際に、こんな助言をされることがある。日本人は掛け捨てより貯蓄型を好むともいわれる。だが、それは本当か。貯蓄型保険にも掛け捨て部分はある。中途解約すれば元本割れする可能性も。保険で本当に貯蓄はできるのか。経済状況を考えて保険を選ぶことが大切だ。

 「掛け捨ての保険なんてもったいない」。新社会人のA男さん(22)が、母親に保険選びを相談すると即座に忠告された。さらに「貯蓄もできる保険に入っておいた方が得」と熱心に説く。しかし、インターネットで試算すると同じような保障内容でも掛け捨ての方が保険料は安く、A男さんは迷っている。

◇親世代と状況相違
 「保険選びで周囲の人、特に親の話を鵜呑みにすると、判断を誤ることがある」と話すのはファイナンシャルプランナー(FP)の内藤真弓さん。親世代は自分たちの成功体験に基づいてアドバイスすることが多いからだ。

 掛け捨て保険とは、契約期間の間に死亡や病気、ケガなどがなければ払い込んだ保険料が返ってこないタイプの保険。定期保険がこれに相当する。それに対し、保障に加えて貯蓄もできるのが貯蓄型保険。満期になれば満期保険金が支給されたり、一定期間後に解約すると払込保険料以上の解約返戻金が受け取れたりする。終身保険のほか、養老保険、個人年金保険などが代表例だ。

 例えば終身保険の場合、1993年4月より前に国内大手生保などで加入すると予定利率が5.5%と高かった。予定利率とは保険会社があらかじめ約束する利率のことで、高いほど元本となる保険料は安く済む。このような保険は「お宝保険」と呼ばれ、保障と貯蓄の両方の機能を兼ね備えていた。

 しかし「当時と今では状況が全く違う」(内藤さん)。現在の予定利率は1.5%程度。加えて4月からは金融庁が予定利率の目安となる標準利率を1.5%から1%に引き下げたため、保険各社も貯蓄型保険の予定利率を引き下げる。保険料は上がり、貯蓄性はいっそう低くなる。

 それでは保険料の仕組みを確認しておこう。貯蓄型の名称に惑わされがちだが、どの保険にも必ず掛け捨て部分はある。死亡保険金や入院給付金などの支払に充てる「危険保険料」と、保険会社の経費や利益に充てる「付加保険料」の2つは、掛け捨て保険にも貯蓄型保険にも共通している。何事もなければ掛け捨てになる部分だ。

 掛け捨て保険の保険料は原則この2つで成り立っているため保険料が割安。一方、貯蓄型保険は将来に向けて積み立てるお金を上乗せするため、保険料は安くなる。

◇他の手段と比較を
 つまり、貯蓄部分に関しては自分で積み立てるか、割高な保険料を払って保険会社に任せるかの違いだ。

 「保険会社だから安心」と判断して、加入する人は多いが、保険を使った積立に制約があることもおさえておきたい。まず、払込保険料以上の返戻金を受け取れるのは、一定期間以上、保険料払い続けた場合に限られることだ。

 保険料が負担になり中途解約すると、保障を失った上、払い込んだ保険料の総額より少ない解約返戻金しか受け取れないことはありうる。保険コンサルタントの後田亨さんは「預貯金と違い、保険は流動性が落ちる」と注意を促す。

 保険は、保険料を定期的に預金口座などから天引きできるので、貯めやすい面はある。自分で積み立てる自信がない人には魅力的に映るだろう。だが、「会社の財形制度や銀行の自動積立預金など他の手段はある」とFPの黒田尚子さんは強調する。

 「5年後に生存していたらボーナスが出ます」。こんな売り文句で売られているボーナス保険にも注意が必要だ。ボーナスといっても実際は「基本的には自分が払い込んだ保険料分が戻ってくるだけ」(黒田さん)。その分、保険料は割高になっている。別の方法で貯蓄した方が効果的な場合もある。

 保障をなるべくシンプルにして、残ったお金は貯蓄に回す。損得勘定に惑わされず掛け捨て保険をうまく活用するのが長い目で見れば賢明だ。


以上です。

画像
↑、オオイヌノフグリにやってきたヒメヒラタアブ(先月撮影)。

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