現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS 転換契約を巡る裁定事案。

<<   作成日時 : 2016/01/09 23:10   >>

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生命保険協会が取りまとめた、平成27年7〜9月の裁定概要集(PDF)に、転換契約を巡る裁定事案がありました。

裁定概要集によりますと、事案の概要と申立人の主張は以下のとおりです。

<事案の概要>
 転換時に、募集人より、転換前最終月の保険料の返金等について虚偽の説明を受けたとして、転換契約の無効を求めて申し立てのあったもの。

<申立人の主張>
 以下の理由により、転換契約を無効として、契約@〜Bについては既払込保険料を返還し、契約C(契約Dの転換前契約)については契約を復旧してほしい。

(1)申立人が被保険者の契約について(請求1)
 (a)昭和58年12月に契約した定期保険特約付養老保険を、平成元年4月に定期保険特約付終身保険(契約@)に転換し、さらに平成4年8月に定期保険特約付終身保険(契約A)に転換し、平成23年9月に利率変動型積立保険(契約B)に転換した。

 (b)転換3への転換時に、募集人より、転換前最終月の保険料は、給与引き去り後に返金されると説明されたので、同月分(平成23年8月分)の保険料の支払いは不要と理解したが、保険料は返金されておらず、また、同月分の保険料が転換価格から控除された。

 (c)契約@への転換および契約Aへの転換についても、転換前最終月の保険料が返金されていない。

(2)申立人の子が被保険者の契約について(請求2)
 (a)平成3年10月に契約したこども保険(契約C)を、平成10年9月に生存給付金付定期保険(契約D)に転換し、さらに平成17年6月に利率変動型積立保険(契約E)に転換した。

 (b)契約Dへの転換時に、転換前契約である契約Cが廃止になると説明され、また転換前契約の予定利率は引き継がれると思い転換したが、実際には、新規契約が中止になっただけで、商品自体が廃止との説明は虚偽であり、予定利率も引き継がれなかった。

 (c)契約Dへの転換および契約Eへの転換のいずれの転換時も、転換前最終月の保険料は返金されていない。

…この事案は既に裁定不調のため手続が終了しています。

請求1の「定期保険特約付養老保険」から「定期保険特約付終身保険」への転換はともかく、それ以外の転換は、必要な転換だったのか疑問に感じます。

せっかくの終身保険を、しかも、高予定利率の終身保険を途中で転換させるとはあまりにもったいない行為です。

子供の教育費を積み立てる目的で加入したこども保険を、途中で生存給付金付定期保険に転換させ、さらに利率変動型積立保険に転換させるとはいったい何を考えているのでしょうか。

【事案の内容】

以下、裁定事案の内容です(平成27年7〜9月受付分裁定概要集・P13〜14より転載)。

[事案26-166] 転換契約無効請求
・平成27年7月13日 裁定不調

<事案の概要>
 転換時に、募集人より、転換前最終月の保険料の返金等について虚偽の説明を受けたとして、転換契約の無効を求めて申し立てのあったもの。

<申立人の主張>
 以下の理由により、転換契約を無効として、契約@〜Bについては既払込保険料を返還し、契約C(契約Dの転換前契約)については契約を復旧してほしい。

(1)申立人が被保険者の契約について(請求1)
 (a)昭和58年12月に契約した定期保険特約付養老保険を、平成元年4月に定期保険特約付終身保険(契約@)に転換し、さらに平成4年8月に定期保険特約付終身保険(契約A)に転換し、平成23年9月に利率変動型積立保険(契約B)に転換した。

 (b)転換3への転換時に、募集人より、転換前最終月の保険料は、給与引き去り後に返金されると説明されたので、同月分(平成23年8月分)の保険料の支払いは不要と理解したが、保険料は返金されておらず、また、同月分の保険料が転換価格から控除された。

 (c)契約@への転換および契約Aへの転換についても、転換前最終月の保険料が返金されていない。

(2)申立人の子が被保険者の契約について(請求2)
 (a)平成3年10月に契約したこども保険(契約C)を、平成10年9月に生存給付金付定期保険(契約D)に転換し、さらに平成17年6月に利率変動型積立保険(契約E)に転換した。

 (b)契約Dへの転換時に、転換前契約である契約Cが廃止になると説明され、また転換前契約の予定利率は引き継がれると思い転換したが、実際には、新規契約が中止になっただけで、商品自体が廃止との説明は虚偽であり、予定利率も引き継がれなかった。

 (c)契約Dへの転換および契約Eへの転換のいずれの転換時も、転換前最終月の保険料は返金されていない。

<保険会社の主張>
 以下の理由により、申立人の請求に応じることはできない。

(1)請求1
 平成23年8月分保険料は返金済みで、同月分の保険料の転換価格からの控除は、約款にもとづく適正な取扱いである。募集人は、同月分の保険料が転換価格から控除されることの説明をしなかったが、そのことが転換無効の理由とはならない。なお、契約@および契約Aへの転換時の、転換前最終月の保険料の取扱いについては、帳票保存期間を経過しており、状況は不明である。

(2)請求2
 募集人は、設計書にもとづいて説明を行なっており、契約Cが廃止になるとの説明はしていない。各転換時の、転換前最終月保険料の取扱いについては、帳票保存期間を経過しており、状況は不明である。

<裁定の概要>
1.裁定手続
 裁定審査会は、当事者から提出された書面にもとづく審理の他、募集人の説明に不適切な点があったかどうかなど各転換時の状況を把握するため、申立人と募集人2 名に対して事情聴取を行った。

2.裁定結果
 上記手続の結果、申立人が主張するような虚偽の説明があったとは認められず、また、転換前最終月保険料の返金がなかったとの申立人の主張を直ちに認めることはできず、仮に返金がなかった場合でも、返金を求めることはできても各転換が無効とはならない。しかしながら、以下のとおり、本件は和解による解決を図ることが相当であると判断し、業務規程第34条1項にもとづき、和解案を当事者双方に提示し、その受諾を勧告したところ、申立人から和解案を受諾しないとの回答があったため、同規程第38条2項にもとづき、裁定不調として手続を終了した。

(1)請求1については、募集人は約款を正確に理解していなかったため、引去り後の保険料の取扱いについて誤った説明を行っていたことが認められる。

(2)請求2については、募集人の転換時の説明に不適切な点があったのではないかとの疑問が残る。


以上です。

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↑、アオハダトンボのオスをマクロレンズで等倍撮影(2014年6月撮影)。

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