現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS 金融庁、生保の銀行窓販の手数料の透明性向上を要求。20日の日経・朝刊が報じる。

<<   作成日時 : 2016/02/23 23:57   >>

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2月20日の日本経済新聞・朝刊に、金融庁と生命保険協会の意見交換に関する記事がありました。

記事によりますと、

< 金融庁は19日の生命保険協会と意見交換で、銀行などが受け取る販売手数料の透明性を高めるよう求めた。銀行などが保険を売った見返りに受け取る手数料が高すぎると、手数料を目当てに不要な販売を売る動きが強まりかねないとの判断が背景にある。

 …

 同調が開示の対象と想定するのが、運用次第で受取額が変わる変額年金保険や外貨建保険だ。金融庁は、日銀によるマイナス金利政策で収益の確保が難しくなった銀行が、保険販売による手数料稼ぎに力を入れるのではないかと警戒している。

 契約者が払う保険料には手数料も含まれており、手数料が正確に分かれば顧客の商品選びにも役立つ。保険と同じように銀行が窓口で取扱う投資信託は手数料が開示されている。>


とのことです。

【管理人の感想】
1.意見交換の内容を開示すべきでは?

2月23日の時点で、金融庁及び生命保険協会のHP上に、意見交換に関する情報はUPされておりません。したがって、金融庁が求めたとされている代理店手数料の透明性向上の具体的な内容などはまったく不明です。

もし、日経が報じているように開示を含めた透明性の向上を実施するのであれば、意見交換の段階で提示されたと思われる

@誰に開示するのか?

A開示するということは金融庁に報告することなのか?銀行が窓口で提案する利用者に、設計書とともに印刷して開示することなのか?

B開示する内容は手数料額なのか?代理店の手数料率と手数料額なのか?


―といったことをそれこそ開示すべきではないかと思います。後述しますが、メディアによって誤解を招く内容に変質した情報が独り歩きしてはたまったものではありません。

2.代理店手数料は保険料には含まれません
日本経済新聞は記事において、契約者が支払う保険料には手数料も含まれている―などと報じていますが、これはとんでもない間違いです。

おそらく、ライフネット生命や保険コンサルタントを自称するU氏をはじめとする、その信者が拡散しっぱなしの「純保険料=保険の原価」「付加保険料=保険会社の運営経費、手数料」という間違いにもとづいたものと考えられます。

過去にも申しましたが、正しくは「保険の原価=加入者その他に支払う保険金・給付金・返戻金・配当金の合計」「付加保険料=純保険料を超える割増の部分」なのです。

参考:「生命保険の原価について」(PDF)

3.「手数料」と「手数料率」を混同
日経は記事の最後の部分で、

< 退職金の運用先として人気がある一時払終身保険は、外貨建の手数料が7%ほど。1000万円の保険を契約すると単純計算で70万円ほどの手数料を銀行が得る計算だ。手数料が10%近い場合もあるという。>

―と報じていますが、これは「手数料」と「手数料率」を混同しており、読者に誤った情報を拡散しています。

○○%というのは保険会社が代理店に支払う手数料を算出するときに使用する「手数料率」であって、手数料ではありません。

そもそも代理店手数料は単純に算出できる代物ではありません。代理店のランクごとの料率や保険商品に設けられた修正係数など様々な料率が乗じられて算出されます。

「手数料率」と「手数料」を混同していい加減な情報を撒き散らすのはやめて欲しいものです。

【記事の内容】
以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2016年2月20日朝刊―

【金融庁、保険販売手数料「開示を」―生保協に要請】

 金融庁は19日の生命保険協会と意見交換で、銀行などが受け取る販売手数料の透明性を高めるよう求めた。銀行などが保険を売った見返りに受け取る手数料が高すぎると、手数料を目当てに不要な販売を売る動きが強まりかねないとの判断が背景にある。

 金融庁は生保協に対して、3月末までに手数料に関わる情報開示への具体案をまとめるよう求めている。

 同調が開示の対象と想定するのが、運用次第で受取額が変わる変額年金保険や外貨建保険だ。金融庁は、日銀によるマイナス金利政策で収益の確保が難しくなった銀行が、保険販売による手数料稼ぎに力を入れるのではないかと警戒している。

 契約者が払う保険料には手数料も含まれており、手数料が正確に分かれば顧客の商品選びにも役立つ。保険と同じように銀行が窓口で取扱う投資信託は手数料が開示されている。

 退職金の運用先として人気がある一時払終身保険は、外貨建の手数料が7%ほど。1000万円の保険を契約すると単純計算で70万円ほどの手数料を銀行が得る計算だ。手数料が10%近い場合もあるという。


以上です。

画像
↑、クヌギの根元に穴を掘って休息しているノコギリクワガタ(昨年7月撮影)。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
どうも昔から日経は保険分野での頓珍漢が目立ちますね。
本当に経済新聞なのか疑問符が付くくらいです。
ただ、なんでもかんでもオープンにすることがいいのか、という疑問も残ります。
自分がいつも読んでいる作家の連載に興味深いものをみつけたのでリンクしておきます。
自分の経験からしても同意する面はありますね。
http://www.tachibana-akira.com/2016/02/7113
Stelvio
2016/02/25 22:54
Stelvioさん、コメントありがとうございます。
これが日経のクオリティなんですが、間違った情報の拡散はやめて欲しいのです。

個人的には手数料の開示と適切な募集行為はまた別問題ではないかと思います。
現役保険営業マン
2016/02/26 19:01

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