現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS みずほなど3メガバンクで、生保の窓販の手数料を10月から開示?13日付の日経・朝刊が報じる。

<<   作成日時 : 2016/08/15 19:55   >>

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8月13日の日本経済新聞・朝刊に、生命保険の銀行窓販に関する記事がありました。

記事によりますと、

< 3メガバンクは窓口で販売する運用型の保険商品の手数料開示を10月から始める方針だ。販売実績に応じて保険会社が銀行側に支払う手数料が対象で、顧客には実態が見えづらいとの指摘が出ていた。保険料が割高になる要因との批判もあるため、保険販売の透明性を高める。>

とのことです。

【管理人の感想】
1.3メガバンクが先行開示するとされる理由は不明

生保の銀行窓販における手数料開示が報じられたのは3月中旬頃からです。

これまで、「大手4行が開示する」「地銀は反対している」などの情報が出ましたが、そもそも3メガバンクが先行開示するとされる理由や時期が10月からとされる理由は不明です。

4月に、生保協会会長が記者会見で、銀行窓口における生命保険販売の手数料開示を検討すると明言しましたが、その後の具体的な進捗状況については明らかになっていません。

手数料開示に関する報道はどこまで信頼できるのかわかりません。ひょっとしたら、開示するとされている銀行がHPで手数料率等の開示についてコメントを発表するかもしれません。

2.手数料が保険料割高の要因?
日経は、銀行に支払う代理店手数料が保険料の割高につながるかのような報道をしていますが、これは間違いです。

おそらくは「付加保険料=代理店手数料など」という誤った認識に基づいて記事を書いたのでしょう。代理店手数料は、加入者が支払う保険料から直接徴収するものではありません。

3.金融庁はどのような吊し上げ…もとい指摘をしているのか
金融庁は、銀行窓販で取り扱っている保険商品のなかで、手数料率が高い保険商品(定額部分を組み込んだ一時払いの外貨建変額個人年金保険)に対してどのような指摘をしているのか?

8月2日に、金融庁のHP上にUPされた金融審議会「市場ワーキンググループ(第4回)」の、事務局説明資料「国民の安定的な資産形成とフィデューシャリー・デューディーA」(PDF)において、以下のように指摘されていました。

P10.◇我が国における投資信託等の特徴(6)貯蓄性保険商品の状況
・銀行において、投資新た奥の販売が低迷する中、保険商品の販売が堅調に推移。

・売れ筋は、運用商品と保険商品を複雑に組合わせた外貨建ての一時払い保険だが、ほかの金融商品と比べ、手数料が高めに設定されている。

P13.◇投資信託等の販売の状況(2)販売会社への販売奨励策-A
・多くの保険会社が、金融機関代理店に対し、販売奨励策として、販売手数料の上乗せキャンペーンや募集人(販売員)向けのインセンティブ供与を実施。

➣販売手数料の上乗せキャンペーン
 新商品の早期定着や他社の販売手数料率への対抗等を目的として、商品や期間を限定した上で、通常よりも0.5〜1.5%程度上乗せした手数料を提示。

➣販売員向けのインセンティブ
 販売員の保険商品取扱に対するモチベーションアップを目的として、販売実績に応じて賞品贈与等を実施。中には食事会・研修旅行へ招待する事例もみられる。

P14.◇投資信託等の販売の状況(3)販売会社の業績評価-@
・販売会社の業績評価においては、「収益・販売額」よりも「預り資産残高」や「顧客基盤の拡大」を重視する動きが増えつつある。

・なお、一部の販売会社においては、

✓残高目標を重視するあまり、投資信託やラップファンドの解約申し出に簡単に応じない事例。

✓系列運用会社の投資信託に販売に対して、業績評価上の優遇策を設定し、グループ内の収益確保を優先している事例。

✓保険会社の業績評価を、収益額から販売額に変えたところ、(手数料の低い)円建商品の販売に集中したことにより、再度、収益額による評価に変更し、結果として、外貨建商品の販売が上昇している事例。

といった運営が見られる。

P20.◇個別商品についての補足説明(1)貯蓄性保険-@
・貯蓄性保険商品の中でも、近年、運用と定額部分と変額部分に分けた外貨建て一時払い年金保険が売れ筋の上位を占める。

・仕組みとしては、定額分を外国政府が発行する債券等で運用し、変額部分を元本保証のない投資信託等で運用。それに、保険機能として、外貨建ての死亡保障を追加。定額部分の運用で、運用期間満了時に、当初払い込んだ一時払保険料を外貨建で最低保証し、さらに変額部分の運用成果をプラス。顧客が運用期間中に死亡した場合の死亡給付金も、当初払い込んだ保険料相当額を外貨建で最低保証。

・当該商品の金融機関代理店の販売手数料は、多くの場合、保険会社より契約時に一括して支払われ、その手数料は高水準(5〜7%程度)。

 ※保険会社は、この手数料の設定根拠として、運用機能や保険機能をパッケージ化することで商品の付加価値が高くなっているほか、商品構成が複雑になる分、説明負荷が重くなること等を挙げている。

・保険会社は、主に顧客の運用資産から販売手数料の原資を差し引いており、顧客から直接徴収していない。このため、顧客は、どの程度の販売手数料を保険会社が金融機関代理店に支払っているか見えない状況。

…金融庁の事務局資料を見る限り、手数料率の高さや手数料の不透明さなどを指摘しているのは、銀行窓口など金融機関を主な販売経路にしている保険会社が提供し、銀行などが取り扱っている「年金原資確定部分付変額個人年金保険(通貨指定型)」といった、仕組みが複雑な外貨建一時払変額個人年金保険のようです。

管理人はこれまでの報道で、てっきり金融庁は弊社でも扱っている「一時払の外貨建て保険(米ドル建ての一時払終身保険など)」全般について、手数料率が高いなどと指摘しているものかと思い込んでいました。

【記事の内容】
以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2016年8月13日朝刊―

【窓販保険 手数料開示へ―3メガ銀、予定通り10月に】

 3メガバンクは窓口で販売する運用型の保険商品の手数料開示を10月から始める方針だ。販売実績に応じて保険会社が銀行側に支払う手数料が対象で、顧客には実態が見えづらいとの指摘が出ていた。保険料が割高になる要因との批判もあるため、保険販売の透明性を高める。

 三菱東京UFJ、三井住友、みずほの3行と生命保険各社が外貨建て保険や変額年金の販売に伴う手数料を開示する方向で準備している。顧客に配るパンフレットに明記したり、窓口で行員が説明したりする見込みだ。三井住友信託銀行やりそな銀行も10月開示で追随する可能性がある。

 保険の営業改革では、一部のメガ銀が契約当初に一括で受け取る手数料を取る方式から、最初の手数料を抑えて契約後も定期的に一定額を受け取る方式に切り替え始めた。顧客に手数料目当ての保険販売をしていると疑われないよう、手数料の開示に加え、行員の評価体系の見直しも進めている。

 保険手数料の開示を巡っては当初、銀行と保険業界が10月開始で準備していた。しかし金融庁との間で手数料開示についての認識に違いがあり、7月からの金融審議会(首相の諮問機関)の議論も踏まえて再検討することになった。

 一部で開示が来年以降に遅れるとの見方も出ていたが、大手銀行は金融庁の意向も踏まえたうえで予定通り10月から始め、地銀も準備が整い次第実施する見通しだ。


以上です。

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↑、カラシナで吸蜜するツマキチョウ・メス(5月撮影)。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
開示・・・・透明性を求めてるのでしょうか?
週刊現代にも以前に、来店型の記事が掲載あり
お客さんの不利益にならなければ、良いこと
来店型保険ショップは開示の流れが加速しますね
銀行もマイナス金利で保険販売で手数料稼ぎしないと他に稼げるものが無ければ必死でしょうね・・・
がくがくダック
2016/08/15 22:43
がくがくダックさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
開示云々はあくまで日経がそう報じているだけであって、金融庁の事務局資料には開示すべきなどとといった文言は出てきません。
しばらくは様子見ですね。
現役保険営業マン
2016/08/16 22:35

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