現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

アクセスカウンタ

zoom RSS 生損保相互参入から20年。損保系生保は順調。生保系損保はうまくいかず。

<<   作成日時 : 2016/12/21 20:05   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

12月19日の日本経済新聞・朝刊に、今年で20年が経過した生損保相互参入についての記事がありました。

記事によりますと、

< 1996年に生命保険会社と損害保険会社が子会社を通じた相互乗り入れを始めて20年。損保系生保が準大手の一角を突き崩すなど業界地図を塗り替える一方、生保系損保は相次いで撤退を余儀なくされた。生損保合計で17社の新規参入を促した規制緩和は消費者の選択肢を広げる一方、生損保の融合という目標は実現できていない。>

とのことです。

…早いもので、橋本内閣が提唱した日本版ビッグバンにより、生損保がそれぞれ子会社を設立して、生命保険会社は損害保険業界に、損害保険会社は生命保険業界に参入を始めてから20年が経ちました。

損害保険会社が生保子会社を設立して、生保業界に参入し、順調に保有契約を増やすことができているのは、当初から「終身保険」「定期保険」と単品で保険商品を構成するだけでなく、大胆な発想で保険商品を開発して投入したことが大きかったと思います。

その代表と言えるのが、東京海上日動あんしん生命の「5年ごと利差配当付低解約返戻金型終身保険」(2016年10月2日をもって販売停止)でしょう。

1998年に登場したこの保険商品を知ったときは驚きました。それまで、保険料払込期間中の解約返戻金を抑制するという発想を盛り込んだ保険商品はなかったからです。

この機能を組み込んだ終身保険は、その後、多くの生命保険会社が投入し、新契約のけん引役となりました。

また、保険会社所定の無事故条件を満たせば、保険料払込期間中の保険料が引き下げられる特則を設けている終身医療保険も損保系生保から投入され、契約を伸ばしています。

外資系生保やカタカナ系生保などともに、必要な保障を必要な分だけ用意できるようにしたことは、消費者にとって本当に助かっていると思います。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2016年12月19日朝刊―

【損保系に存在感 生損保、相互参入20年】

 1996年に生命保険会社と損害保険会社が子会社を通じた相互乗り入れを始めて20年。損保系生保が準大手の一角を突き崩すなど業界地図を塗り替える一方、生保系損保は相次いで撤退を余儀なくされた。生損保合計で17社の新規参入を促した規制緩和は消費者の選択肢を広げる一方、生損保の融合という目標は実現できていない。

 突然の幕引きだった。2000年8月、第一生命保険が安田火災海上保険(現損害保険ジャパン日本興亜)との包括提携を発表。安田火災から商品供給を受けることを決め、その4年前に立ち上げた第一ライフ損害保険に見切りをつけた。当時を知る関係者は「すでに98年ごろには会社存続を巡る突っ込んだ議論が出ていた」と振り返る。

 生損保の融合を旗印に相互乗り入れが始まった96年に損保事業に進出した生保6社のうち、現在も単独で営業するのは企業向けに団体傷害保険などを手掛ける明治安田損害保険だけになった。

 「生保とは比べ物にならないほど投資収益率が低かった」。大手生保の幹部は薄利多売に傾きがちな損保事業の難しさを挙げる。自動車保険や火災保険は差別化が難しく、事故後の迅速な対応が競争力を左右する。

 損失の調査や過失割合を認定する全国査定網を新たに築けば、重い負担になる。一方で98年からの料率自由化を機に価格競争は激しさを増した。後発組の劣勢は必然だったが、別の生保幹部は「ハードルは高かったが、ライバルが参入するなら当社もという競争心が勝った」と打ち明ける。

 誤算もあった。日米保険協議が行き詰まり、医療や傷害などの「第三分野」の解禁が大幅にずれ込んだことだ。ある生保系損保の幹部は「参入が1年延びれば、黒字化も2〜3年遅れる」と早期解禁を訴えたが、取り扱いが始まったのは5年後の01年。97年の日産生命保険の破たんに端を発する生保危機で業界内に不安が高まり、損保事業を育てる余力が乏しくなっていた面も否めない。

 方や損保系生保は存在感を高める。新たに獲得した契約から得られる年間当たりの保険料でみると、15年度には損保系生保の割合が約12%を占めた。旧安田火災が母体の損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険は、16年4〜9月期に保険料等収入で準大手の朝日生命保険を初めて上回った。何が明暗を分けたのか。

 「生保市場は(競合の少ない)ブルーオーシャンだった」。東京海上あんしん生命保険(当時)の元幹部はこう語る。「これまで大手生保が手掛けてこなかった分野に出ることで新市場を開拓できた」と胸を張る。

 大手生保が従来の定期保険特約付終身保険にこだわる一方、後発組の同社は解約返戻金を抑えて保険料を安くした終身保険が支持を得た。「大量の営業職員を抱える大手生保が販売チャネルを維持するために収益率が高い定期保険にこだわっているようだった」(元幹部)。そこに顧客ニーズとのずれが生じ、後発組の付け入る隙ができた。

 生損保の融合も気づけば、損保独り勝ちの構図が定着している。


以上です。

画像


画像
↑、5月に撮影したクロヒカゲとヒカゲチョウ。

↓12月21日20:00現在で2位…横ばい状態です。皆様のワンクリックをお待ちしております。
人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ

↓12月21日20:00現在で4位…アップしました。ありがとうございます。皆様のワンクリックをお待ちしております。
にほんブログ村 保険へ

にほんブログ村
にほんブログ村 その他生活ブログ 保険へ 人気ブログランキングへ
ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!
web拍手 by FC2

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ご無沙汰しております。
長割り終身が販売停止となっていたのは感慨深いものがあります。
代理店時代の生保研修で最初に教えられた商品でした。
そこから損保系生保について学ぶにつれ、生命保険会社というもののイメージが大きく変わっていったからです。
損保はプロ、生保はセミプロの世界だなんて言う社員さんもいましたが、損保は本当に機動力勝負ですからね。
あの東日本大震災発生直後、一時間もしないうちに丸の内の本店地下駐車場から次々と物資を満載したトラックやハイエースが飛び出して来て、一路仙台を目指した光景は忘れられません。
勿論生保と損保は車の両輪であり、どちらが上かなんて言うのは無意味です。
しかしながら、向き不向きは否定できないとも感じています。

どうぞ、よいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。
Stelvio
2016/12/31 18:53
Stelvioさん、お久しぶりです。
長割り終身はその後の終身保険に大きな影響を与えましたよね。

迅速に物資の手配及び輸送に踏み切れたのは、阪神淡路大震災の教訓があったからでしょうね。

Stelvioさんもどうかよいお年をお迎えください。来年も気ままに書いてまいります。
現役保険営業マン
2016/12/31 23:23

コメントする help

ニックネーム
本 文

管理人への保険相談はこちらをご利用ください

生損保相互参入から20年。損保系生保は順調。生保系損保はうまくいかず。 現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる