現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS 転換契約等を巡る裁定事案。

<<   作成日時 : 2017/01/17 19:32   >>

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生命保険協会が取りまとめた、平成28年7〜9月の裁定概要集(PDF)に、転換契約等を巡る裁定事案がありました。

裁定概要集によりますと、事案の概要と申立人の主張は以下のとおりです。

<事案の概要>
 不適切な募集行為がなされたことを理由に、契約の無効等を求めて申立てのあったもの。

<申立人の主張>
 平成4年8月に契約した定期保険特約付終身保険(契約@)を、平成8年12月に定期保険付終身保険(契約A)に転換し、さらに平成18年10月に医療保険(契約B)に転換したが、以下の理由により、全契約を無効とするとともに、筆跡鑑定代等の損害賠償を行ってほしい。

(1)胃がんにより平成4年11月から同年12月まで入院し、手術を受けたので、入院給付金及び手術給付金を請求しようとしたが、募集人は、契約@の加入前から自分が胃薬を服用していたことを知っていたため、告知義務違反により解除されると困るという理由で請求を抑止してきた。

(2)募集人には、掛け捨て型の保険には加入しないと伝えていたが、各契約について満期保険金がないという説明を受けたことはなく、これまで積立型の保険と誤認していた。

(3)平成26年11月に、募集人が新たな保険の契約手続きを勝手に進めようとしたのでこれを止めさせたが、申込書等に代筆代印がなされたと推測されたため筆跡鑑定を行った。

…この事案は既に裁定不調で終了しています。

あくまで個人的な感想ですが、今回の事案は、最初の契約の時点でアウトですね。募集人が不適切な一次選択をしていたことが疑われます。

適切な一次選択を実施していれば今回の事態は防げたはずです。

胃がんによる手術・入院歴を把握しておきながら、転換契約を締結した行為は論外です。申立人は謝絶体ですから、新契約と同様に告知が必要な転換契約は不可能なはずです。

それにもかかわらず転換契約が成立していたということは、告知内容が事実と異なっていたと疑わざるを得ません。

【事案の内容】

以下、裁定事案の内容です(生命保険協会平成28年7〜9月受付分裁定概要集・P8〜10より転載)。

[事案27-175]契約無効請求
・平成28年7月27日 裁定不調

<事案の概要>
 不適切な募集行為がなされたことを理由に、契約の無効等を求めて申立てのあったもの。

<申立人の主張>
 平成4年8月に契約した定期保険特約付終身保険(契約@)を、平成8年12月に定期保険付終身保険(契約A)に転換し、さらに平成18年10月に医療保険(契約B)に転換したが、以下の理由により、全契約を無効とするとともに、筆跡鑑定代等の損害賠償を行ってほしい。

(1)胃がんにより平成4年11月から同年12月まで入院し、手術を受けたので、入院給付金及び手術給付金を請求しようとしたが、募集人は、契約@の加入前から自分が胃薬を服用していたことを知っていたため、告知義務違反により解除されると困るという理由で請求を抑止してきた。

(2)募集人には、掛け捨て型の保険には加入しないと伝えていたが、各契約について満期保険金がないという説明を受けたことはなく、これまで積立型の保険と誤認していた。

(3)平成26年11月に、募集人が新たな保険の契約手続きを勝手に進めようとしたのでこれを止めさせたが、申込書等に代筆代印がなされたと推測されたため筆跡鑑定を行った。

<保険会社の主張>
 以下の理由により、申立人の請求に応じることはできない。

(1)募集人が申立人の服薬を知っていたこと、給付金請求を抑止するような言動を取ったことは事実だが、これらは契約の無効事由とはならない。

(2)申立人が掛け捨て型の保険には入らないとの意向を示した事実はない。また、設計書等の記載内容からすると、申立人が積立型の保険であるとの錯誤に陥っていたとは認められないし、錯誤に陥っていたとしても重大な過失がある。

(3)当社に代筆代印が行われたか調査する義務はなく、代筆代印を疑う事情もないことから、当社が申込書等を申立人自身のものとして取扱ったことに過失はない。

<裁定の概要>
1.裁定手続
 裁定審査会は、当事者から提出された書面にもとづく審理のほか、募集人の対応に不適切な点があったかどうかなど契約時の状況を把握するために、申立人および募集人に対して事情聴取を行った。

2.裁定結果
 上記手続の結果、契約@、契約Aおよび契約Bの無効ならびに筆跡鑑定代等の損害賠償請求を認めることはできないが、以下のとおり、募集行為の瑕疵が認められるため、本件は和解により解決を図ることが相当であると判断し、業務規程第34条1項にもとづき、和解案を当事者双方に提示し、その受諾を勧告したところ、申立人から和解案を受諾しないとの回答があったため、同規程第38条2項にもとづき、裁定不調として手続を終了した。

(1)募集人は、申立人が給付金を請求すれば告知義務違反に問われ、契約@が解除される可能性があることを告げたが、給付金の支払いの可否について判断する権限のない募集人としては、給付金請求を実質的に抑止するような言動は慎むべきであった。

(2)契約Aの申込書、契約Bの申込書および告知書は、申立人の配偶者が申立人に代わって署名・捺印したと認められるが、後日の紛争のもととなるものであり、特に告知書については本人に書かせるべきであった。

(3)保険会社も認めるとおり、申立人が以前にがんに罹患していたことを知りながら、募集人が契約Bを提案したことは不適切であった。


以上です。

画像
↑、ルリシジミ・オスの吸水行動(昨年5月撮影)。

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