現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS ネット生保、基礎利益のマイナス続きで岐路?

<<   作成日時 : 2017/08/18 23:59   >>

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8月17日の日本経済新聞・朝刊に、ネット生保2社(ライフネット生命保険、アクサダイレクト生命保険)に関する記事がありました。

記事によりますと、

< インターネット専業保険が岐路に立っている。営業職員を抱えない新しいビジネスモデルで、一時は「時代の寵児(ちょうじ)」ともてはやされたライフネット生命保険。だが2012年の上場以降は赤字基調が続き、実店舗での販売に乗り出すなど戦略を転換し始めている。同時期に参入したアクサダイレクト生命保険も赤字から抜け出せない状況だ。>

とのことです。

【管理人の感想】
結論から申しますと、今回の記事は両社に対する誤解を招く記事だと思います。

まず、ライフネット生命の基礎利益がマイナス続きとなっている背景には、「保険業法第113条繰延資産」があります*。

*詳しくはこちらをどうぞ。
  • ライフネット生命 株主・投資家情報:「保険業法第113条繰延資産の一括償却および2016年度の業績に与える影響について」(PDF)

    また、アクサダイレクト生命の基礎利益がマイナス続きとなっている背景には、保有契約に対して新契約が多く、新契約獲得におけるコストがかさんでいることがあると思われます。※

    ※参考:生保の基礎利益

    同社の2016年度決算を見ますと、保有契約件数9万件に対して、新契約件数は2万4000件あり、前年度比132.6%となっていました。

    生命保険会社の基礎利益は

    < 保険会社の1年間の保険本業の収益力を示す指標の一つで、一般の事業会社の営業利益や、銀行の業務純益に近いものです。ここでいう保険本業とは、収納した保険料や運用収益から保険金・年金・給付金などを支払ったり、将来の支払いに備えるために責任準備金を積み立て、運用したりすることなどをいいます。>

    と説明されています(日経は年度決算や四半期業績の記事において、「本業のもうけを示す」と説明しています)。

    一般の事業会社の営業利益や、銀行の業務純益に近い指標、ということからマイナス続き=赤字続きで良くない状態にあるという認識なのでしょう。

    両社が公開している情報を調べたり、直接取材して聞いたり、保険アナリストに取材したりすれば、そうした認識は、基礎利益に対する誤解であることが分かったと思うのですが…困ったものです。

    【記事の内容】
    以下、日経の記事の内容です。

    ―日本経済新聞 2017年8月17日朝刊―

    【ネット生保、赤字で岐路―ライフネットとアクサダイレクト生命 がん保険参入/対面販売を強化】

     インターネット専業保険が岐路に立っている。営業職員を抱えない新しいビジネスモデルで、一時は「時代の寵児(ちょうじ)」ともてはやされたライフネット生命保険。だが2012年の上場以降は赤字基調が続き、実店舗での販売に乗り出すなど戦略を転換し始めている。同時期に参入したアクサダイレクト生命保険も赤字から抜け出せない状況だ。

     「まさかライフネットが参入するなんて」。ライフネットが今月から取り扱いを始めたがん保険について、生保業界が驚きが広がった。12年に岩瀬大輔社長(当時は副社長)自らが筆を執った書籍「がん保険のからくり」。その中で、既存の保険会社が扱うがん保険の保障内容でについて批判していたからだ。

     岩瀬社長は「時代の変化に合わせてライフネットの在り方を再定義したいと思った」と参入の理由を話す。同社の場合、病気などで働けなくなった際に保険金が出る「就業不能保険」の支払い理由の約6割はがん。共働き世帯の増加で働きながらがんを治療する人も増えており、既存の商品だけでは不十分と考えた。

     戦略の変化を象徴するのはがん保険だけではない。同社はもともと「生保レディー」を軸に対面販売が中心の生保業界で、非対面を前面に打ち出した。だが15年にKDDIと資本提携。携帯の販売店などを通じ対面販売を始めた。「従来は都市部のIT(情報技術)に詳しい層が中心だったが、全国にも販売網が広がった」(岩瀬社長)といい、販路を多角化する。

     対面販売に重きを置き始めたのは、08年にネット専業保険に参入したアクサダイレクト生命も同じだ。現在は地方銀行など11行と提携しており、銀行窓口で保険を紹介し契約増に結びつけている。オリックス生命保険や楽天生命保険など「ネット兼業」型の保険会社の参入が相次ぎ「ネット販売だけで契約を増やすのは限界」(アクサダイレクト)と判断。47都道府県全域をカバーすることを目標に、今後も金融機関との提携を増やす考えだ。

     08年に2社が市場に参入して今年で10年目に入った。ネットとリアルの垣根が崩れるなか、どのように大手と差別化し独自色を出していくか。改めてその立ち位置が問われている。


    以上です。

    画像
    ↑、羽化を終えて体の組織が固まるのを待つジャコウアゲハのメス(5月撮影)。

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