現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS 日経の社説「生保選びの眼力が試される」に対する感想。

<<   作成日時 : 2017/09/19 23:18   >>

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9月18日の日本経済新聞・朝刊に、「生保選びの眼力が試される」という社説がありました。

何でも、

< 2018年4月に新規契約者を対象にした生命保険料が変わる。寿命の延びなどを反映して保険料算定の基準となる生命表が11年ぶりに改定されるためで、生保各社は商品ごとに保険料を見直す。

 生保は消費者にとって住宅に次ぐ人生の大きな買い物とされる。需要が膨らむ医療保険を中心に新商品が相次ぐ中でニーズに合った保険選びの眼力が問われる。

 …

 保険の契約期間は長期に及ぶだけに商品選びにあたって保険会社の経営状態の確認も欠かせない。今回の生命表改定は保険会社の収益を圧迫する。契約者は業績の動向や保険金の支払い余力を示すソルベンシー・マージン比率など健全性指標にも目配りしてほしい。何より、消極的な情報開示が批判されてきた生保業界が契約者への情報提供をさらに徹底すべきだ。>


―だそうです。

【管理人の感想】
1.改定されるのは「予定死亡率」

標準生命表2018が適用されることで改定されるのは、将来の保険金の支払いに備えて積み立てておかなくてはならないお金(標準責任準備金)の計算基礎率の1つである、「予定死亡率」です。

この予定死亡率は保険料の計算基礎率の1つではないのですが、生命保険各社はほぼそのまま、あるいは若干の修正を行って、保険料の計算基礎率に用いています。

そのため、死亡保険の保険料、特に定期保険の保険料に影響が出てくるとされています。

また、改定の背景について、日本アクチュアリー会は3月31日にHPで発表しています。詳しくはこちらをどうぞ。

2.保険の分類は「死亡」「生存」「生死混合」「第3分野」
日経は生命保険の分類について、「死亡保障型」「貯蓄型」「生前給付型」と勝手に定義しています。

本来の分類は、「死亡保険」「生存保険」「生死混合保険」「第3分野の保険」です。

生保選びの眼力が試される、と偉そうに書いておきながら、基本的なことができていませんね。生命保険選びにおいて大事なことの1つは、こういういい加減な情報を見破ることです。

3.個人年金保険は契約者の生死と関係が薄い?馬鹿なことを言うな。
個人年金保険は貯蓄型保険ではありません。最低限度の死亡保障機能が付加された生存保険です。

契約者の生死と関係が薄いなどと馬鹿なことを言わないでいただきたい。契約者と被保険者が同一であれば、契約者の生死と密接に関係します。生存して満期を迎えなければ年金形式による生存保険金を受け取ることができないからです。

4.生保各社は情報提供をしっかり行っている
日経は、生命保険各社に情報提供の更なる徹底を偉そうに求めていますが、生命保険各社は四半期および決算のたびに主要業績をHP上に開示していますし、ディスクロージャーも開示しています。

保険契約締結に重要な影響を及ぼす情報は、代理店や募集人が商品パンフレットや設計書、契約概要・注意喚起情報、ご契約のしおり・約款を提示することで提供しています。

このうえ、どのような情報を提供しろと言うのでしょうかね?保険の原価を開示しろとでも?でも、保険の原価は各種保険金や給付金、配当金といった支払いそのものです。

純保険料と付加保険料の開示をしたところで、保険の原価の開示にはなりませんよ。

それとも代理店の手数料率を開示しろと?でも、手数料率は実収入保険料に乗じるものですから、契約者が直接負担するものではありません。

契約者が直接負担するものではない情報を開示して、それが保険商品選びに重要な影響を与えるとは思えません。

【記事の内容】
以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2017年9月18日朝刊―

【生保選びの眼力が試される】

 2018年4月に新規契約者を対象にした生命保険料が変わる。寿命の延びなどを反映して保険料算定の基準となる生命表が11年ぶりに改定されるためで、生保各社は商品ごとに保険料を見直す。

 生保は消費者にとって住宅に次ぐ人生の大きな買い物とされる。需要が膨らむ医療保険を中心に新商品が相次ぐ中でニーズに合った保険選びの眼力が問われる。

 生命表の改定は07年以来。多くの死者・行方不明者を出した11年の東日本大震災が生命表に及ぼす影響が確認できたこともあり、保険業界でつくる日本アクチュアリー会が生命表の改定作業に着手していた。前回改定に比べ、例えば40歳男性の死亡率は10万人中148人から118人に低下する。

 生命保険は「死亡保障型」「貯蓄型」「生前給付型」の3種類に分けられる。このうち契約者の生死と関係の薄い個人年金保険など貯蓄型には大きな変更がない。一方、契約者が死亡した際に遺族らに保険金が支払われる定期保険など死亡保障型は、10%前後の保険料引き下げが期待できそうだ。

 注目は長生きリスクに対応する生前給付型だ。民間介護保険や医療保険など第3分野と呼ばれ、本来なら寿命が延びるほど保険金や給付金が支払われる回数が増えるため保険料に上昇圧力がかかる。

 だが生保各社は値上がりをするか否か、慎重に検討している。成長市場でシェアを確保するため利益を削って料率を据え置く可能性もある。喫煙の有無によって保険料が異なったり病気になった際に所得保障したりする保険など、多様な新商品開発が加速しそうだ。

 保険の契約期間は長期に及ぶだけに商品選びにあたって保険会社の経営状態の確認も欠かせない。今回の生命表改定は保険会社の収益を圧迫する。契約者は業績の動向や保険金の支払い余力を示すソルベンシー・マージン比率など健全性指標にも目配りしてほしい。何より、消極的な情報開示が批判されてきた生保業界が契約者への情報提供をさらに徹底すべきだ。


以上です。

画像
↑、5月に撮影したツマグロヒョウモン・オスの吸水行動。

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