現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」

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zoom RSS 医療ビッグデータ活用で、引受基準緩和。

<<   作成日時 : 2018/01/10 00:09   >>

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1月6日の日本経済新聞・朝刊に、医療ビッグデータを活用した生命保険の引受基準緩和などに関する記事がありました。

【管理人の感想】
1.基準緩和をしていない保険会社でも、高血圧治療中の人が加入できる可能性あり

記事が取り上げているのは、医療ビッグデータを活用して、引受基準の緩和に繋げた第一生命保険と、引受基準の緩和を先行したコープ共済及び全労済です。

今回の記事を読むと、引受基準の緩和が実施されている保険会社を除くと、高血圧を治療中の人が、通常の告知を必要とする生命保険への加入が難しいという印象を受けます。

しかし、実際は違います。

医療ビッグデータの活用による引受基準緩和を行っていない保険会社でも、高血圧の治療を受けている人が@保険会社所定の基準値以内に血圧の測定値が収まっている。A入院歴がない。B合併症がない―といった基準を満たせば、血圧が正常な人と同じ扱いで加入できる可能性があります。

ただ、今後、医療ビッグデータの活用が広がれば、高血圧以外でも条件次第で加入できるなど、引受基準が緩和されるかもしれませんね。

2.「部位不担保」は持病を保障の対象から外すものではない
日経は記事の中で、特別条件の一つである「部位不担保」について、誤った説明をしています。

「部位不担保」とは、持病による入院や手術などを保障の対象から外すものではありません。被保険者の体の組織の一部(例えば「呼吸器」など)を、保障の対象外とする特別条件です。

保障の対象外となる期間は一定期間から死亡するまで、と告知の内容によってずいぶん開きがあります。

組織の一部を保障の対象から外すわけですから、持病だけなくその他の疾病が原因による入院等も保障されません。

また、持病(正確には既往症)がある人の特別条件は、部位不担保だけではありません。「割増保険料」という特別条件もあります。

【記事の内容】
以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2018年1月6日朝刊―

【高血圧でも通常保険加入―入院の可能性・日数に差異無く】


<一部の生命保険会社が、高血圧で治療中でも生命保険に加入できるようにしたと聞きました。やはり保険料は通常より割高なのでしょうか。>

 高血圧だと血管の内壁が傷ついたり硬くなったりして動脈硬化を起こしやすくなるといわれる。脳卒中や心疾患など生命に関わる病気になりかねないため、保険契約の現場では「高血圧を理由に加入を断られた」ともらす人が少なくない。

 第一生命保険は2017年7月、高血圧や糖尿病などの持病がある人でも、状態によっては通常の死亡保険や医療保険に加入できるよう査定基準を緩和した。原則として保険料も健康な人と同じだ。

 日立製作所と組んで16年9月から、10年以上に及ぶ保険金の支払・加入の記録やレセプト・健診などのデータを分析。特に高血圧について、治療中の人と健康な人との間に入院の可能性やその日数に大きな違いはないという結果を得た。

 同社によると、15年度の申込件数約120万件のうち、医学的理由などで契約できなかったり条件付きで契約したりした件数は約7%、査定基準の緩和で高血圧のほか糖尿病、ぜんそくなどの持病があっても、約1万2000件は加入できるようになったという。

 一般に高血圧などの持病がある人は通常の保険に加入するのは難しい。加入したい場合は主に2つの選択肢がある。ひとつは「部位不担保」という条件付きで、持病による入院や死亡については原則、保障が受けられない。もうひとつは引受基準緩和型(限定告知型)で、持病についても保障は得られるものの、保険料は通常に比べて割高だ。

 持病がある人にとって査定基準の緩和は朗報だろう。実は、このような動きは共済組合が先行している。

 日本コープ共済生活協同連合会(CO・OP共済)は15年9月から、高血圧と脂肪肝に人について査定基準を緩和し、終身生命共済、終身医療共済など4つの商品に加入できるようにした。対象は30歳以上。過去5年以内に高血圧、脂肪肝で入院したことがない人だ。ただし、別途、詳しい健康状態を提出する必要があり、内容によっては加入できないこともある。

 全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)も16年10月から、高血圧の人についてこくみん共済、総合医療共済、せいめい共済に加入できるようにした。対象は30歳以上だ。血圧の基準値などは公表していないが、通院していたり薬を服用していたりしても、それを理由に加入できないことはないとしている。

 今回、医療データの分析結果が明らかになったことで、生保各社が加入条件を緩和する動きが広がる可能性はありそうだ。実際、ある生保関係者は「健康診断で血圧が多少高めでも、血液や心電図などほかの数値が良好であれば、総合的に判断している」と話す。

 保険加入の際には持病があったとしても、まずは通常の保険を検討してみるのがいいだろう。


以上です。

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↑、クヌギで雌を警護するノコギリクワガタ(昨年6月撮影)。

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