「無認可共済」ベルル共済の破綻について④:「呆れた実態…②」

前回*の続きです。10月22日付の高知新聞・朝刊が、事実上破綻したベルル共済の呆れた実態について報じております。

*前回の記事はこちら。
  • 「無認可共済」ベルル共済の破綻について③:「呆れた実態…①」

    …記事を読む限り、同共済が集めていたお金は、どうやら死亡した社長がかつて引き起こした建設国保の資金約10億円の流用の補填に使われていたようです。

    自身が引き起こした犯罪の後始末に多くの人を騙して利用するとは…あまりの悪質さに驚くばかりです…。

    また、その実態を知りつつ黙認した常務(財務担当・自殺未遂騒動を起し入院中)の無責任さに腹が立ちます。

    【記事の内容】

    以下、記事の内容です。

    【集めた35億円どこへ ベルル共済営業停止】
     唐突に営業を停止した「ベルル生命医療保障共済会」(徳島市)の問題で、掛け金や社債で集めた35億円(うち本県分は19億円)の行方に謎が深まっている。ベルル共済を運営する「ベルルライフサービス」(同)で財務を取り仕切っていた女性常務は「会社の運営に使って、お金は残っていない」と明かしたという。建設国保との関係など疑惑は深まる中、ベルル関係者のほとんどは連絡すら取れない状態。解雇通知を受けた高知支社の社員だけが唯一、顧客対応を続けているが、支社自体がビルの持ち主から立ち退きを迫られている。社員と社屋を失えば、謎が謎のまま闇に消える恐れもある。

     ◇「残ってないんよ」
     営業停止の引き金はこの10日、徳島市に住むベルル社の社長が61歳で亡くなったことだ。高知支社の社員によると、財務を担っていた女性常務(51)が翌日に自殺未遂騒ぎを起す。12日、この女性常務は担ぎ込まれた病院内で「もううちにお金が残ってないんよ」と社員に明かした。常務は「全部会社の運営に使った」と説明。しかし社員が通帳の在りかを聞くと、答えなかったという。

     さらに聞くと、女性常務は「建設国保の本部へ毎月500万~1000万円を払っていた」ことを明らかにした。死亡した元社長は平成7~9年ごろ建設国保(全国建設工事業国民健康保険組合)の金を10億円流用し、個人的に月1000万円以上を国保の本部に返済していたことが分かっている。女性常務の話に沿うと、その多くがベルル社の会計から支出されていた構図になる。

     ◇立ち退き通知
     高知支社は、社の異常を知ったのその時点で共済の販売を停止する。ベルル社から業務の全面停止と社員解雇などの指示が来たのは19日。20日からは本社、各事業所が閉鎖され、高知支社だけが社員による顧客への説明を続けている。

     社長が死去したあと、ベルル社の役員は女性常務と男性監査役の2人だけ。自殺未遂騒ぎ後、女性常務は公立病院に入院しており、詰めた話を聞くことは不可。男性監査役は自身が役員になっていたことすら知らなかった、という。

     つまり、きちんと説明できるベルル社の役員はゼロ。社が解雇を通告した以上、責任ある社員もいないことになる。唯一説明を続けている高知支社は21日、同じフロアにある建設国保高知支部とともに家賃未払いによる立ち退き通知を受けた。高知支社がなくなれば、契約者が事情を聞く先すらなくなってしまう懸念がある。

     ◇すべて消える!?
     元社長が建設国保に返済したのは約1億~3億円といわれている。仮にこのほとんどがベルル社から出されたとし、これまでの保険金や経費の支出分を差し引いても、ベルル社が顧客から集めた35億円(11年度以降の本部への入金額)のうち二十数億円は残っていなければならないとみられている。

     高知支社の社員は「(ベルル社は)会社運営にそれほど経費はかけていない。どう考えても巨額のお金がすべて使われているはずがない」と話す。巨額の金は一体どこに消えたのか。

     ベルル共済の契約者には公的救済措置はない。深刻な被害が予想される中、当事者のベルル社は役員も、社員も、社屋すらも表から消えようとしている。

     ◇誰も何も分からない 監査役(徳島市)一問一答
     ベルルライフサービスの監査役とされる徳島市の男性(39)が21日、高知新聞の取材に応じた。しかし男性は「自分が監査役になっていたとは知らなかった」と話し、極めて不透明でずさんな経営実態があらためて浮き彫りになった。一問一答は次の通り。

     ―「監査役」を務めていますね。

     自分が監査役とは知らなかった。17日に高知支社の社員から会社の登記簿を見せられて初めて知った。普段は(徳島県内にある)ベルル関連の学習塾の講師として働いている。名前が勝手に使われていた。

     ―会社の経営資料などを見たことは?

     ない。金については社長と常務が一手に引き受けていた。(2人)と経営の話をしたこともない。(これまでに集めた金が)35億円という話は、営業担当者から初めて聞いた。私は関連会社の社員。ベルル本体のことは、どんな商品を売っているかさえ知らなかった。

     ―入院している女性常務とどんな話をしたか。

     「(社員から)資金がゼロと聞いた。事務所の家賃や社員の給料も出ない状態のようだが」と言うと、(常務は)「もう金がないんよ」の一言。状態が状態だし、話ができなかった。

     ―各店に営業停止を告げたのは?
     
     私です。(自分が監査役だと指摘された後)株主や本社の社員と相談し、常務に「(会社を)閉めるという方向で行きますか?今なら止めようと思えば止めれるが、どうしましょう?」と言った。常務は「早かれ遅かれ、そうなるやろね」と。そこで会社を閉めることにした。

     ―これからどうするつもりか。

     今は誰もが何も分からない状況。説明会を開いても何も説明できないし、誰も納得できないと思う。常務の回復を待つしかない。責任ある発言ができる人間は(常務)ひとりしかいない。


    以上です。

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    この記事へのコメント

    2006年10月26日 16:04
    こんにちは!

    ・・・・。
    何も言う事は無いですね。呆れたと言うか…
    現役保険営業マン
    2006年10月26日 16:52
    ともさか保険事務所さん、一番コメントありがとうございます。
    この会社の呆れた実態はまだまだ出てきます…。死亡した社長は今頃地獄へ落ちて終わることのない拷問を受けていることでしょう。
    ますおさん
    2006年10月26日 23:47
    こんな経営体制で

    よく会社が今まで成り立っていたと

    思いますね。

    加入者の方の気持ちを思うと

    悲惨としか言いようがないですね。
    現役保険営業マン
    2006年10月27日 09:03
    ますおさん、コメントありがとうございます。
    >こんな経営体制でよく会社が今まで成り立っていたと思いますね。
    >>…見た目だけとはいえホント、おっしゃるとおりです。
    外部機関のチェックが働かない「無認可共済」ということがその最大の理由でしょうね。
    …騙された加入者は今後大変ですね。何しろ公的な救済措置がないのですから…。
    とことこママ
    2006年10月27日 18:03
    こんにちは。お久しぶりです。
    自分のブログは更新出来ずじまいですが、久々に記事を読ませていただきました。
    いつもながら濃い内容の記事で、感心するばかりです。またいろいろ参考に読ませていただきます(^_^)
    現役保険営業マン
    2006年10月27日 19:20
    とことこママさん、お久しぶりのコメントありがとうございます。
    多分5ヵ月ぶりではないかと…。
    お仕事・勤務先での勉強、地区の役員と多忙なことと存じます。
    どうかご自愛くださいませ。

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