「無認可共済」ベルル共済の破綻について⑧:「高知・徳島両県警が家宅捜索」

前回*の続きです。11月6日付の高知新聞・朝刊が、破綻したベルル共済に対し、高知・徳島両県警が家宅捜索に入ったと報じました。

*前回の記事はこちらです。
  • 「無認可共済」ベルル共済の破綻について⑦:「“被害者の会”結成」。

    記事によりますと、高知・徳島両県警は6日朝、保険業法違反容疑で、ベルル共済の徳島本社や高知支社など関係箇所の家宅捜索を一斉に始めた、とのことです。

    …まずは比較的裏がとりやすい容疑で捜索に入ったようですね。

    35億円とも言われる巨額の資金が一体どこに消えたのか。押収した証拠から実態の解明が進むことを祈るばかりです。

    【記事の内容】

    以下、記事の内容です。

    【ベルル共済一斉捜索 保険業法違反の容疑】
     四国四県で共済商品などを販売し、約35億円以上を集めたとされる「ベルル生命医療保障共済会」(徳島市)などベルル・グループが10月下旬に突然、営業を停止した問題で、高知・徳島両県警は6日朝、保険業法違反容疑で、徳島本社や高知支社などの関係箇所の家宅捜索を一斉に始めた。捜索は四国四県で十数ヵ所。高利回りをうたい巨額の資金を集めたベルル共済問題は、営業停止から約半月で新たな局面を迎えた。

    これまでの調べでは、同共済の理事長と運営会社「ベルルライフサービス」の社長を兼務していた川越一社長=10月10日に死去、当時(61)=は今年9月、四国財務局に特定保険業者の届け出をする際、虚偽の内容を記載した書類を提出した保険業法違反の疑いが持たれている。同社は実際には、届け出書類に記載された額を大きく上回る現金を集めていたとみられている。

     香川、愛媛両県警の協力も得て行なわれた一斉捜索は、午前9時前から各地で着手。このうち高知市南はりま町1丁目の高知支社には午前8時40分ごろ、約15人の捜査員が入った。

     高知、徳島両県警は今後、従業員らの任意聴取や押収した資料の分析を進め、詐欺などの別の容疑も視野に入れながら関係者の立件を目指すとみられる。

     ベルル共済は、監督官庁のない無認可共済として運営してきたが、保険業法の改正に伴い、9月下旬に金融庁の監督下に入ったばかり。その後間もなくの10月20日、顧客や取引先に何の説明もなく突然、営業を停止して問題が表面化し、四国財務局も同月23日、ベルル共済会に対し業務停止命令を出した。 

    高知支社員によると、同グループは高利回りをうたった共済商品や社債などを販売。高知県内で約19億円、四県では35億円以上を集めたとされる。

     川越社長の死去後、実務を取り仕切っていた竹中美千代常務(51)は自殺未遂を起こし、徳島市内の病院に入院している。

    【カネは返るのか ベルル捜索 県内顧客望み託す】
     「カネはかえってくるのか」「早く資産の保全を」―。35億円以上集め、突然営業を停止した「ベルル生命医療保障共済会」(徳島市)に6日、ついに強制捜査のメスが入った。監督官庁のない無認可共済として長く営業を続けた末、先月10日に社長が死去。その後に自殺未遂騒ぎを起こした女性常務は「おカネは残っていない」といった。老後の生活資金などをつぎ込んでいた県内の顧客は、警察の捜査に一縷(いちる)の望みを託した。

     同共済高知支社(高知市南はりま町1丁目)では6日午前8時40分ごろ、県警本部生活環境課と捜査二課、高知署の捜査員のほか、徳島県警の捜査員を加えた15人ほどが家宅捜索に着手。ビル4階の支社に入ると、ドアのガラス部分に内側からダンボールを張り、内部を報道陣の目から遮断した。

     同支社には顧客の契約データや業務日報、徳島本社への入金控えなどが残っており、県警はパソコン内のデータを含めて押収、資金の流れなどの解明を急ぐとみられる。

     同支社員らは10月19日、本社からの支社の閉鎖と従業員としての解雇通知を受けたが、支社員たちは「夜逃げ同然の営業停止。こんなことは許されない」と翌20日以降も独自の判断で事務所を開け、顧客への説明などに当たってきた。

     家宅捜索前に支社に入った男性社員は「(警察の事情聴取など)ひとつひとつ進んできたから。お客さんのお金を確保するため、やっと警察がやってくれる」と少しやつれた感じながら、「来るべき時が来た」という表情を見せた。

     同支社によると、「介護医療保障共済」「個人自由年金」「社債」など県内の商品契約者、購入者は約1140人、約760世帯。同社が共済商品を売り始めた平成11年以降、県内では四国四県で最も多額の約19億円を集めたとされるが、利回り保障のために実際に資金が運用されていたのは最初のうちだけだった可能性も高い。

     県内の共済加入者や社債購入者らが10月下旬に結成した「ベルル共済被害者の会」の世話人のひとりは「家宅捜索は一歩前進。とにかく早急に資料や財産の保全をしてほしい」と話していた。

     ◇財産差し押さえも
     県内の「ベルル共済被害対策弁護団」の参田敦弁護士の話 強制捜査でベルルの経営実態や財産状態の解明が進むのではないか。ベルルに財産があれば差し押さえの手続きを取り、財産がない場合でも破産を申し立てて、少しでも金銭的な回復を進めたい。


    以上です。

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    この記事へのコメント

    2006年11月09日 09:26
    おはようございます!

    いよいよですね!保険業法違反を切り口に、詐欺までもって行きたいですね!
    現役保険営業マン
    2006年11月09日 16:14
    ともさか保険事務所さん、一番コメントありがとうございます。
    被害者の会が同共済を「詐欺」で告訴しました。県警もその容疑を視野に捜索をしていることと思われます。
    ただ、当初は給付金を支給していることから詐欺での立件がスムーズにできるかは微妙なようです。

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