父の入院で学んだこと・入院給付金の金額は「差額ベッド代」を考慮した方がいい。

今回は、医療保険の入院給付金を決定する際に、「差額ベッド代」を考慮した方がいいのかどうかについて、管理人の考えを述べてまいります。

結論を申しますと、

入院給付金の金額は「差額ベッド代」を考慮した方がいい

と考えております。

なぜかと申しますと、管理人には父が脳出血で入院して、大部屋での入院生活を目の当たりにした経験があるからです。

管理人の父が脳出血(厳密には左脳内出血)で倒れたのは、1999年11月下旬のことでした。

当時某国内生保(ヒント:法人会、T&○ホールディングス)の営業職員として働いていた管理人の携帯に、母から電話がかかってきました。

母・「もしもし、○○?パパが倒れたからすぐ病院に来て。場所は埼○医大だから」

管理人・「エ?そうなの!?分かった埼○医大ね。なるべく早く行くから」

…このとき管理人は父の病状が深刻なものとは考えておらず、いつもどおり、営業日報を仕上げて、機関長のY課長に提出してから父が搬送された病院へと向かいました。

…途中、コンビニで中華まんで腹を満たしてから(危機感ゼロ)搬送先の病院に到着すると、救急搬送口に向かいました。

そこには、顔を強張らせた母と、叔母がおりました。

母が開口一番こういいました。

「パパね、脳卒中なの。緊急手術するんだけどどうなるか分からないから…」

…脳卒中?管理人は「父の死」という最悪の状況を考えました。

やがて医師が父のCT画像を携えてきました。医師は画像を私たちに提示して、「脳出血ですね。左脳に5センチほどの大きさの出血が確認されました」と淡々と説明をしてくれました。

…この後、医師が何を説明したのか…記憶がありません。

やがてストレッチャーに乗せられ、頭髪を剃られ、酸素マスクをした父が手術室に向かうため廊下に出てきました。

父は「手術だからね。頑張ってね」と励ます私と母に、「ウウ~」とうなるような声を上げ、力なく頭を横に振りました。まるで「このまま死なせてくれ」と訴えるような姿に涙を禁じえませんでした。

その後、母の電話で駆けつけた兄が買ってきたコンビニのおにぎりで、簡単な食事を済まして手術が終わるまで病院に残りました。

手術が終わるまでの数時間、待合室のソファーをベッド代わりに仮眠をとったのですが眠れるはずもありませんでした。

そして数時間後、手術が終わり、担当医から「とりあえず一命は取り留めたものの、今後の経過については楽観できない」と説明を受けました。

ああ、父は助かった!!とホッとしました。

そして手術から2週間、父は一般病棟に移ったのですが、ここからが大変でした。何しろ言語中枢に大きなダメージを受け、言葉が出ないために何を言いたいのかさっぱり分からず、コミュニケーションが全く取れませんでした。

また、右半身に機能障害が出たため自分で吸い口で水を飲もうとしても上手くいかず、水を服やベッドにこぼしてしまう有様でした。

そしてなんと言っても大変だったのは排泄の世話(オムツ替え)でした。何しろ6人部屋で隣の患者とはカーテン1枚で仕切るだけ…。

そんな状況で糞や尿で汚れたオムツを替えるのです。当然、糞のオムツ替えの時は部屋中に強烈な便臭が漂います。

カーテン1枚だけで他の患者から仕切られた空間で、オムツ替えや尿失禁の処理をされる父の姿はあまりに惨めでした。また父も恥ずかしい思いをしていたに違いありません。

もし、このとき個室であれば、父は恥ずかしい思いをしないで済んだかと思うと、加入していた保険*の入院給付金額が5000円に設定されていたことが悔やまれてなりません。

*余談:因みに父が当時加入していたのは約30年前(!!)の養老保険でした。しかも保険会社はカナダのマニュライフに営業網を売却した「旧第百生命保険」…。入院給付金の給付条件は「20日以上の継続入院」…保険会社の担当から説明を受けたときには思わず絶句しました。

ですから、冒頭にも述べたように入院給付金の金額を決定する時には、「差額ベッド代」を考慮する方がいいと思うのです。


以上です…ふうε=(-.-;)。

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この記事へのコメント

2006年11月13日 09:44
おはようございます!

そうでしたか…現役保険営業マンさんも大変なご経験をされていたのですね…
確かに経験しないと気付かない事ってありますよね。その後経験をお客様に伝え、シッカリとした保障をご提案下さい!
現役保険営業マン
2006年11月13日 09:54
ともさか保険事務所さん、一番コメントありがとうございます。
…はい、ホント大変でした。この経験から差額ベッド代は考慮した方がいいと考えております。
なぜなら、入院した時に周りの患者のことを気にせずに治療に専念していただきたいからです。
2006年11月13日 23:48
こんばんは。

読んでいて、目頭が少し熱くなりました。
そんな大変なご経験があったんですね、、、。

私たちは仕事上、大変な状況の方にお会いする事がありますが、現役保険営業マンさんのように実際に経験された方の言葉には、評論家や机上だけの論理をかざす「FPもどき」が述べる空虚な建前など、吹き飛ばす強烈なリアリティーがありますね。

参考にさせていただきます。
現役保険営業マン
2006年11月14日 14:09
佐藤さん、コメントありがとうございます。
幸い父は、その後の経過が順調で、回復期、維持期のリハビリを行なった結果、杖をついての歩行、着替え、排泄、食事の摂取ができるようになりました。
ただ、失語症は完全に回復せず、上手く言葉が出てこないことがあります。
また、右半身の機能も失われたため、入浴は介助が必要な状態です。

…父の入院生活を見たものとして、最近の「差額ベッド代は考慮しなくてよい」というあまりに一方的な考えに対して危機感を覚えております。
ますおさん
2006年12月03日 17:50
そうですね。

経験してこそ保険の大事さやありがたみ

がわかるんですよね。

私も父がガンで入院してすごく保険て大事なことなんだな~と思いました。
だから、その経験があるだけ人にもちゃんとしたプランを提供したいと思います。
現役保険営業マン
2006年12月03日 18:25
ますおさん、コメントありがとうございます。
…そうでしたね。ますおさんもご家族が大病を患ったご経験をお持ちでした…。
お互いにお客様とそのご家族に経済的悲劇が起こらないようにしっかりとした保険をプランニングして提供していきましょう。

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