米ドル建て終身保険について。

今回は、外貨建て保険の1つ、「米ドル建て終身保険」についてサクッと述べてまいります。

1.保険の特徴
「米ドル建て終身」とありますように、生涯にわたる保険期間中の死亡・高度障害保険金、解約時に発生する現金(解約返戻金)、保険料などの支払いは全て米ドルで行なわれるのが最大の特徴です。

2.保険のセールスポイント
①予定利率や最低保証の積立利率が高いので、比較的安い保険料で保障を確保できる。
米ドル建ての終身保険は米ドル建債券(主に公社債)で運用するので、円建の終身保険に比べ、高い予定利率や最低保証の積立利率が設定されています。

そのため、比較的安い保険料で一生涯の死亡保障を確保できます。

②資産運用効果が期待できる。
積立利率変動型の米ドル建終身保険は、運用が好調で、最低保証の積立利率を上回れば積立金が増加するので、資産運用効果が期待できます。

3.為替リスクは契約者が背負います。
米ドル建て、ということですから当然為替リスクがあります。そのリスクは契約者が背負います。

4.「円」で保険料の支払い、保金の受け取りをすることも可能です。
円入金、円支払いの特約を付けることで、「保険料の支払い」「保険金」「解約返戻金」を円で受け取ることができます。ただし、為替の動向の影響を受けるため、支払う保険料額、受け取る保険金額・解約返戻金額が変動します。

5.手数料が発生します。
主に以下の手数料が発生します。なお、詳細は必ずご自身で「重要事項の説明(契約概要・注意喚起情報)」「ご契約のしおり・約款」「保険設計書」「パンフレット」の記載事項を確認するか、担当者・保険会社から説明を受けて確認してください。

①通貨交換時の為替手数料

②積立利率を決定する際の運営費と保証費

③保険契約に関わる費用

④解約控除

⑤解約時の為替手数料


6.金融商品取引法が準用されています。
米ドル建て終身保険を含む外貨建て保険及び個人年金保険は、変額保険・変額個人年金保険とともに、金融商品取引法が準用*されています。

そのため、営業パーソンには保険商品の提示を行う前に、お客様の情報(基礎的な投資知識・経験の有無、資産状況)を把握することと、契約前に十分な時間の余裕を持って保険商品の仕組みや重要事項(契約者が背負うリスク、発生する諸費用など)を説明する必要があります。

また、契約者にも自己責任が求められます。

*記事があります。こちら。
  • 金融庁動く!!―金融商品取引法と生命保険①
  • 金融庁動く!!―金融商品取引法と生命保険②


    以上です。

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    この記事へのコメント

    2009年04月25日 17:09
    はじめまして。
    なるほど!
    なんだか「米ドル建て終身保険」には危険なイメージがあったんですが、基本リスク程度なんですね。
    現在保険見直し中なんですが、是非検討してみたいと思います。
    現役保険営業マン
    2009年04月25日 18:04
    個人年金は銀行がよいのかさん、初めまして。
    一番コメントありがとうございます。
    …そうですね。外貨建てということで不安になる方もいらっしゃいますが、リスクはローリスクではないかと思います。外貨建て商品についての基本的な知識や経験がある方なら、選択肢の1つになるかと思います。

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