若者(U29世代)の保険加入率低下の一因は貯蓄率の増加?

1月31日の日経ヴェリタスに、29歳以下の世代の保険加入率の変化(低下)についての記事がありました。

…今回の記事はちょっと無理があるように思います。ヴェリタスは29歳以下の独身男性(若者)の貯蓄率の増加が、保険加入率の低下の一因ととらえているようですが、本当にそうなのでしょうか?

あくまで個人的な感想ですが、貯蓄率の増加は堅実志向の強まりであり、保険加入率の低下とはほとんど関係がないと思います。

今回の記事の内容には、貯蓄率の増加と保険加入率の低下を少々安易に結びつけていないか?という疑問が残ります。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

【貯金だけで大丈夫?「生命保険の日」に若者の保険離れを考える】
 世の中には「記念日」が色々ある。1月31日は「生命保険の日」らしい。さかのぼること128年前の明治15年。「日本で初めての生命保険の保険金支払い」がこの日報じられたのが、起源だという。

 ちなみに日本で初めて生命保険を紹介したのは、福沢諭吉。著書で、生命保険について「生涯請負」の仕組みとして説明している。

 何はともあれ、諭吉以後約100年で、日本人は「世界一の保険好き」と言われるまでになった。生命保険文化センターの調査では、世帯加入率は1994年に95%までに達した。

 だが、そこがピーク――。以後加入率は下がり続け2009年には86%に。特に“保険離れ”が進んでいるのが、若年層。29歳以下の加入率は70%台ギリギリまで低下した。

 理由は諸説あるが、興味深いのは、その若年層が貯蓄にはむしろ熱心なことだ。5年に一度の調査なので若干古いが、若い独身男性の貯蓄率は04年には21%とバブル期の89年に比べ7%上がった。「頼れるのは自分(=貯蓄)だけ」ということか。

 だが、保険と貯蓄の基本的な性質を考えれば、若年層のこの行動には疑問が残る。「貯蓄は三角、保険は四角」と言うように、少しずつ積み立てる貯蓄は年齢が上がるに従って残高が増える、右肩上がりの三角形。一方、保険は加入したらその時から「万が一」の場合にもらえる額がずっと一定だから四角形だ。

 本来、「(資金投入の)期間が短い若い人こそ、“四角形”の保険で備えるべき」(ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん)。もちろん若い時から貯蓄をしなければ、大きな“三角形”にはならないが、将来への備えを優先しすぎるあまり、足元の「万が一」への備えを怠っていないだろうか。


以上です。

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この記事へのコメント

がくがくダック
2010年02月02日 20:33
加入率が86%・・・・年々下がる傾向でしょうね(苦笑)貯蓄ですか・・・
デフレ状況で保険はどうなるのかぁ・・?
現役保険営業マン
2010年02月02日 21:59
がくがくダックさん、こんばんは。
一番コメントありがとうございます。
ん~…個人的にはリスクヘッジの手段である保険が、デフレだからといって大きな影響は受けないと思いますよ。
2010年02月03日 11:17
こんにちは。またまたご無沙汰でした・・・。

本題のコメントですが、若年層の加入率が減った理由は、若年者が「ホントに今、保険を掛ける意味があるのか?」をマジメに考えるようになったからだと私は思います。「なぜマジメに考えるようになったのか・・・」は、もともと若年層は収入の少ない世代。そして今の景気を考えるとさらに収入は下がり(or上がらず)の状態。その少ない資金の中で、いろいろ生活しなければならない中で「本当に保険に入って意味があるの?」という事を本気で考えさせる状況(=考えざるを得ない状況)になったからだと思います。

保険業界的には痛手ですが、とはいえ私としてはこのマジメに考えた結果は正しい姿だと思っています。むしろ文中の『本来、「(資金投入の)期間が短い若い人こそ、“四角形”の保険で備えるべき」(ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん)。』の方がおかしい。なぜ若年層の加入を煽るのか。若い世代は非若年者よりもリスクは少なく、また万が一不幸があっても十分復活できる年齢です。保険の診査については年々不利になるというデメリットはありますが、若年者はある程度生活スタイルが固まるまで保険の加入をせずに、固まった時点でリスクに対する回避方法として、適切な保険に入るのが本当の姿のような気がしています。

そうすれば、保険の見直しという作業は大分減っていくんだと思います。
2010年02月03日 13:40
こんにちは。

私は個人的には、若者(U29世代)の方がかえって意識が高く、保険加入率が低下しているとは感じないんですけどね。。

ただshin-no-sukeさんがおっしゃるように、「保険について真剣に考えている」という感じは受けますね。特に若い世代は。
以前のように「わからないけどとにかくテキトーに入っておこう」「わからないからあんたに任せるよ」という方は少なくなって来た感はあります。結果として保険の見直しという作業は大分減っていくのだと私も思いますし、それは良い事だと思います。

「若い人の方がお得」という言葉の本当の意味を、我々が伝えきれていないんでしょうね。単に「月払い保険料が安い」という意味ではなく、「保険会社に納める総払込保険料が低くなる」というのが正しい意味です。そういう意味では生活(人生)のスタイルが固定する前に加入した方がいい保険もあります。
現役保険営業マン
2010年02月03日 15:54
shin-no-sukeさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます

なるほど、確かにそういうことは十分考えれますね。

>保険業界的には痛手ですが、とはいえ私としてはこのマジメに考えた結果は正しい姿だと思っています。
>>なるほど。なお、私は短期的には痛手となるものの、契約後の継続率、満足度、相互利益の高さなど、中長期的な面ではプラスではないかと思います(もちろんお客さまにとってもですが)。

まぁ、確かに何もそこまで煽らなくても…^^;と思ってしまいますね。個人的には、まず生命保険の本質と役割について理解していただければいいのではないかと思います。加入する、しないはそれこそお客様の自由ですしね。
現役保険営業マン
2010年02月03日 15:58
佐藤さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

>以前のように「わからないけどとにかくテキトーに入っておこう」「わからないからあんたに任せるよ」という方は少なくなって来た感はあります。結果として保険の見直しという作業は大分減っていくのだと私も思いますし、それは良い事だと思います。
>>同感です。shin-no-sukeさんへのコメント返しでも書きましたが、個人的にはそれが保険会社、顧客双方にとって継続率、満足度の向上と良い方向に向かっていくと思います。

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    Excerpt: 皆さんこんにちは「保険アドバイザーBX」です。今日は日本の保険加入率低下に関するお話です。 ー保険大好き日本人ーしかし。。。保険加入率が低下しています。保険加入に対する「意識」は?&nbsp.. Weblog: K2 Investment保険アドバイザーBXの海外生命保険ブログ racked: 2015-10-14 17:19