意外に知られていない「差額ベッド代」を支払うべきケース。

今回は、生命保険会社が医療保険のパンフレットで取り上げていることがある、「差額ベッド代」についてサクッと述べてまいります。

さて、皆さんは病院の個室(正確には「特別療養環境室」といいます)の料金、すなわち「差額ベッド代」はどのようなときに支払わなければならないと思いますか?

え?「個室を利用したら必ず支払う必要がある」ですって?

いえいえ、個室を利用したら必ず差額ベッド代を支払わなければならない、ということはありません。

では、一体どのよう場合に差額ベッド代を支払うのか?と申しますと

患者が「個室に入りたい」と自ら希望して利用した場合だけ

です。

それ以外のケース、例えば「救急搬送されて個室に入った」などのケースでは、差額ベッド代を支払う必要はありません。

また、そのようなケースでは、病院側は患者側に差額ベッド代を請求してはならないのです。そのことについて、厚生労働省の通達の1つ、

  • 特定療養費に係る療養の基準の一部改正に伴う実施上の留意事項について(平成9年3月14日)(保険発第30号)

    には、次のように規定されています(上記通達より抜粋・転載)。

     特別の療養環境の提供は、患者への十分な情報提供を行い、患者の自由な選択と同意に基づいて行われる必要があり、患者の意に反して特別療養環境室に入院させられることのないようにしなければならないこと。

     したがって、特別療養環境室へ入院させ、患者に特別の料金を求めることができるのは、患者側の希望がある場合に限られるものであり、救急患者、術後患者等、治療上の必要から特別療養環境室へ入院させた場合には、患者負担を求めてはならず、患者の病状の経過を観察しつつ、一般病床が空床になるのを待って、当該病床に移す等適切な措置を講ずるものであること。



    以上です。

    画像
    ↑、庭先のラベンダーで吸蜜中のモンシロチョウです(7月上旬に撮影)。

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    この記事へのコメント

    ろくろ
    2011年11月11日 21:06
    「患者が希望した場合以外は、差額ベッド料金を取ってはいけない」。。。。
    コレを知らない患者は、泣く泣く支払っているんですね・・・
    現役保険営業マンさんから、教えて頂いたお陰で、私は何とかなりましたが・・・・(その節はありがとうございました^^)

    これは大問題ですよ。。 
    「医療格差」が広がると、日本の医療が崩壊し、寿命も短くなります。 
    S路加国際病院とかも、高度な医療を提供する良い病院だと思いますが、・・・キリすト教の教えを基本にしている割には、、貧しい人や、家族のいない孤独な人には向き合っていないですよね、、、
    全国的な「セレブ化」は怖いです。。  (o´_`o)ハァ・・・
    現役保険営業マン
    2011年11月11日 22:28
    おお~ろくろさん、こんばんは。
    一番コメントありがとうございます

    >特別療養環境室へ入院させ、患者に特別の料金を求めることができるのは、患者側の希望がある場合に限られるものであり…

    >>この通達を知らない方がまだまだいらっしゃいますね。私が現在、保険のことで相談をいただいているお客様のご両親もそうでした。近く、がんの手術のために入院されるとのことだったので、差額ベッド代に関する通達の存在を申し上げたところ、ご存じなく驚かれていました。

    S路加国際病院は一部を除き全床が個室ですが、そのうちの半数程度は保険が効く部屋(つまり差額ベッド代がかからない)だとのことです。しかし、そこはかなりの確率で満床のため、1日3万円の差額ベッド代を支払う個室を利用することになるとか…お金のない人や庶民にとってはきついですね(滝汗)。

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