納骨堂や合葬墓を選ぶ人がじわり増加しているそうです。

8月13日の日本経済新聞・夕刊に、お墓の引越し「改葬」の選択の一つとして、納骨堂や合葬墓について取り上げた記事がありました。

記事によりますと、

< 個別の墓ではなく、寺など骸骨をまとめて管理する納骨堂や合葬墓を選ぶ人はじわり増えている。供養・仏事の調査・相談業務を手がける鎌倉新書(東京・中央)の12年の顧客調査では、納骨堂や合葬墓を新たに選んだ人の割合は12%と、前年の9%から増加。遺骨を埋葬する従来型の墓地が、なお81%と大部分を占めるが、存在感は高まっている。

 理由の一つはコストの低さ。墓地に遺骨を埋葬する場合は、墓石建立費用と永代使用料がかかる。地域差はあるが「一般に100万円から200万円程度係る」(鎌倉新書)。墓地の区画が広ければ墓石も大きくなるため、建立費用はさらにかさむ。これに対し、納骨堂や合葬墓は墓石が不要な分、費用が抑えられる。

 …

 合同葬儀墓は永代供養墓などと呼ばれることもある。一般に費用は納骨堂よりも割安で、10万円前後のこともある。少子高齢化などで墓の管理を任せる人がいない人が増える中、後継ぎのいらない墓として人気が高まっている。>


とのことです。

…記事を読む限りでは、従来のお墓を選ぶ人に比べれば、納骨堂や合葬墓を選ぶ人はまだ1割弱ともいえる現状ですが、少子高齢化が進む以上、墓を管理する人がいない、あるいは生活拠点と離れており管理が難しい、という人が増えてくることが十分に考えられますから、こうしたお墓を選ぶ人は増えてくることでしょう。

そのうち、死後の整理資金に「改葬費用」を考慮するケースが出てくるかもしれませんね。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2013年8月13日夕刊―

【納骨堂・合葬墓費用抑えめ―管理の手間も少なく】

 お墓を引っ越す際は、どんな墓参りのスタイルにするかを、よく考える必要がある。近年は遺骨を埋葬する従来型の墓地より、費用が安く管理の手間も少ない新しい形の墓が登場している。後継ぎに悩む人らにも、改葬時の一つの選択肢になっている。

 墓参りに来た人は礼拝堂の窓口にカードをかざす。すると、しばらくしてガラス扉が開き納骨箱が組み込まれた墓が現れた。焼香をしてお参りが済んだらスイッチを押す。ガラス扉は閉まり次の参拝者が来るまで閉じている。

 東京文京区の興安寺の納骨堂、本郷陵苑新館の墓参り風景だ。同寺は2000年から自動式納骨堂を運営。納骨箱は収蔵庫で管理し参拝者が訪れると礼拝堂に運ばれる。花や焼香台もセットされており、手ぶらで墓参りできる。

 「掃除など管理の手間が墓地より少ないので、ここに決めた」と話すのは東京と在住の会社員、Aさん(52)。祖母と11年に亡くなった父の遺骨を、12月に同寺の納骨堂に納める。

 祖母の墓は山口県にあり、なかなか墓参りできない。父の遺骨も一時預かりの別の納骨堂に預けていた。改葬の手間はかかったが「これであんしん」と話す。

 個別の墓ではなく、寺など骸骨をまとめて管理する納骨堂や合葬墓を選ぶ人はじわり増えている。供養・仏事の調査・相談業務を手がける鎌倉新書(東京・中央)の12年の顧客調査では、納骨堂や合葬墓を新たに選んだ人の割合は12%と、前年の9%から増加。遺骨を埋葬する従来型の墓地が、なお81%と大部分を占めるが、存在感は高まっている。

 理由の一つはコストの低さ。墓地に遺骨を埋葬する場合は、墓石建立費用と永代使用料がかかる。地域差はあるが「一般に100万円から200万円程度係る」(鎌倉新書)。墓地の区画が広ければ墓石も大きくなるため、建立費用はさらにかさむ。これに対し、納骨堂や合葬墓は墓石が不要な分、費用が抑えられる。

 興安寺の場合、永代使用料80万円と、維持管理の費用として年1万5000円を支払う。約1万2000ある納骨堂は既に完売し、空き待ちの予約が出ているという。住職の渡辺順昭さんは「都内で駅から近い点も人気の理由」と話す。

 鎌倉新書によると、自動式納骨堂の費用は「70万円から80万円程度が多い。ロッカー式などもある」という。ただし、遺骨の一時的な保険場所として月決めや期間限定で預かるところもある。費用を含め慎重に選ぶ必要がある。

 合同葬儀墓は永代供養墓などと呼ばれることもある。一般に費用は納骨堂よりも割安で、10万円前後のこともある。少子高齢化などで墓の管理を任せる人がいない人が増える中、後継ぎのいらない墓として人気が高まっている。

 横浜市の市営墓地「メモリアルグリーン」に設けられた「樹木葬」はその一つ。ケヤキやクスノキなどの樹木の周囲に骨を納めるタイプで、同市が06年に開設した。亡夫の遺骨を樹木葬にした横浜市に住むBさん(60)は「明るい雰囲気で、娘に管理の負担がかからないのが魅力。私の枠も生前予約した」と話す。

 この樹木葬は昨年の募集で生前予約の抽選倍率が最高35倍に達した。今秋の募集で3000人の使用枠は完売という。

 最近は墓を作らず、海や山に散骨するサービスも見かけるようになった。島根県海士町のカズラ島は、散骨所の一つ。散骨サービスのカズラ(島根県隠岐郡)が無人島を買い取り、管理している。

 費用は地元住民でない場合で28万円、生前予約をすれば20万円程度。遺骨を郵送して担当者にまいてもらう「委託散骨」という方法もある。同社によると「故人の意思で選ばれるケースが最も多いが、供養が終わった遺骨を散骨して墓を整理したいという相談も多い」という。08年のサービス開始からこれまでに50人以上の遺骨がまかれた。50~60台を中心に約50人の生前予約もあるという。

 ただし、カズラの場合、散骨のために島に上陸できるのは年2回。まく遺骨の大きさや場所は細かく決められている。他の散骨地でも条件は入念に確認すべきだろう。

◇家族で話し合いを
 墓の引越しは墓を守る人が決めることだが、手間や費用の負担は軽くない。それだけに家族で早いうちに墓をどう守っていくか決めておくことも大切だ。「変わるお葬式、消えるお墓」(岩波書店)の著者で第一生命経済研究所主任研究員の小谷みどり氏は、「墓のことは家族や親戚の間でも話し合いにくい。問題の根本はそこにある」と指摘。「家族や親戚同士で話し合い、方法を見つけられれば、改葬や新たな墓の購入をせずにすむ」と訴える。

 どんな墓も守り続けるのは簡単ではない。今週はお盆。故郷の墓の将来に不安があれば、家族でよく話し合ってみてはいかがだろう。


以上です。

画像
↑、河原に佇むミヤマカワトンボのメス(5月撮影)。

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