乳房再建手術が広まり始めたそうです。

10月11日の日本経済新聞・夕刊に、乳房再建手術についての記事がありました。

記事によりますと、

< 乳がんの手術で失った胸のふくらみを元に戻す乳房再建手術が広まり始めた。自分の体の一部を移植する従来の手法に加えて、人工物(インプラント)を入れる手術の一部に7月から保険が効くようになったことが後押しする。生活の質を保てるとして再建の効果を多くの専門家や患者が認めている。ただ手術には感染などのリスクも伴う。利点と欠点を知り、専門の医師とよく相談したい。>

とのことです。

…記事にもありますように、乳房再建には「自家組織法」と、人工物(インプラント)を挿入する「インプラント法」があります。

「自家組織法」とは自分の体の皮膚、筋肉、皮下脂肪を移植する方法で、「腹直筋皮弁法」と「広背筋皮弁法」の2つがあります。

ただ、どちらも移植した皮膚や皮下脂肪が壊死するリスクがあるほか、ツギを当てたような外観となる、移植する皮膚や筋肉を採った下腹部や背中に傷が残る、腹筋力が低下する(腹直筋皮弁法)、皮膚がへこむ(広背筋皮弁法)―といった問題があるそうです。

インプラント法には、「インプラント単純挿入法」と「組織拡張器挿入法」の2つがあります。

インプラント単純法は、インプラントを被う健康な胸筋と十分な量の皮膚がある場合に限られるそうです。組織拡張器挿入法は、胸筋が残っていても十分な皮膚がない場合に行われる手法で、組織拡張器を挿入し、その後拡張器に生理食塩水を入れて徐々に膨らまして皮膚を引き伸ばし、皮膚が十分伸びたら拡張器を抜いてインプラントを挿入するそうです。

ただ、インプラント法は感染、破損のリスクがあるほか、皮膜拘縮(ひまくこうしゅく。再建した乳房が硬くなる)という問題があるそうです。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

【乳房再建 広がる選択肢。人工物挿入の一部に保険適用―乳がん治療の手術後押し】
 乳がんの手術で失った胸のふくらみを元に戻す乳房再建手術が広まり始めた。自分の体の一部を移植する従来の手法に加えて、人工物(インプラント)を入れる手術の一部に7月から保険が効くようになったことが後押しする。生活の質を保てるとして再建の効果を多くの専門家や患者が認めている。ただ手術には感染などのリスクも伴う。利点と欠点を知り、専門の医師とよく相談したい。

 「最近、乳房再建に迷っている患者からの相談が増えた」。乳房再建の体験者などで作る患者会KSHSの溝口綾子代表はこう話す。乳がんと告げられ、乳房を温存するか全て切除する手術を受けるかを選ぶ場合、「治療技術の向上でがんとともに生きていく人が多い乳がん患者では、乳房の再建をするかどうかも選択を大きく左右する」(溝口代表)からだ。

◇「温存術」は再発も
 母乳を作る乳腺にできる乳がんは、国内では毎年約6万人が新たな患者になる。早いうちに手術で取り除けば治る確率が高い。手術は乳がんを周囲の正常な乳腺組織や脂肪などと一緒に取り除く方法で、がん研有明病院の岩瀬拓士乳腺センター長は「切除の範囲はがんの広がり方によって違う」と説明する。

 がんが小さい場合や広がりがない場合などはがんを含む乳房の一部分だけを切除する「温存術」をするケースが多い。乳房を残せる半面、手術後の形を気にするあまり切除範囲が小さければがんを取り残す危険性が高まり、乳房内でがんが再発する「局所再発」のリスクがある。岩瀬センター長は「温存術ができるのは局所再発を防ぐ対処がきちんとできることが条件だ」と話す。

 一方、がんの広がりが大きい場合などに乳房を全摘出する「切除術」は、がんをほぼ完全に取り切れる利点はあるものの、大きな喪失感を伴う。日本では切除術をした人のうち、乳房を再建する人は10%以下と言われ米国などに比べて低い。

 人工物の挿入による再建は1つの乳房で100万円前後が自己負担だった。ただ、保険が適用されたことで費用面で取り組みやすくなった。「無理な温存術を選ぶ人が減る」(岩瀬センター長)効果も期待されている。実際、がん研有明病院では7月以降、1ヵ月に実施する再建を伴う乳がん手術件数が従来の2倍に増えているという。

 ふくらみを再現する手術は素材別に2通りある。自分の腹部などから脂肪や皮膚などを移植する「自家組織再建」と医療用シリコンなどを入れる「人工物再建」だ。

 人工物を使った再建では、まず皮膚や皮下組織を伸ばす組織拡張器(ティッシュ・エクスパンダー)を大胸筋の下に挿入する。乳がんの手術と同時に30分~1時間の追加でできる。その後3~6ヵ月ほどかけて組織拡張器に生理食塩水を入れて膨らます。

 皮膚などが十分伸びたら、組織拡張器を取り出してシリコンなどでできた人工物(インプラント)と交換する。交換する手術時間は、1~2時間だ。

 インプラントの形状はおわんのような形状の丸型(ラウンド方)と下膨れのしずく方(アナトミカル型)がある。保険適用になったのは丸型で、しずく方はまだ保険では使えない。

◇専門医と相談を
 日本で早くから乳房再建を前提とする乳がん手術をしてきた昭和大学病院の中村清吾ブレストセンター長は「人工物を入れるといっても、手術時間や入院期間は短く、体への負担が少ない」と話す。一方、異物に対する体の反応として人工物の周囲に皮膜という膜がつき硬くなってしまうことや、内出血、感染などのリスクもある。

 正しく安全に処置するには「がん摘出の手術をする乳腺外科医と再建をする形成外科医との連携が大事」(中村ブレストセンター長)という。医療機関が保険診療としてインプラントを使った再建を実施するには乳腺外科医と形成外科医らで作る「日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会」の施設認定を受ける必要がある。

 もうひとつの再建法である「自家組織移植」の利点は、やわらかく自然な形の胸を作れる点。人工物では垂れ気味の乳房などは再現しにくい。ただ健康な体を傷つけ、血管をつなぐなどの手術も必要で、入院期間も長くなる。

 皮膚と脂肪だけを移植用に切り出し、取り出す部分(ドナー部)の筋肉は維持する独自の手法を考案した横浜市立大学市民総合医療センターの佐武利彦准教授は「自分の思い通りの胸が作りやすいのは自家組織移植」と指摘する。一方で、乳房の再建を考えるときに「何を重視したいのか優先順位をはっきりさせて専門医と相談すると手法も決まりやすい」と助言する。


以上です。

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↑、羽化に失敗して体が曲がってしまったコサナエのメス(6月撮影)。

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