乳がん、子宮頸がん、子宮体がん―検診と早期治療だけではなく、就労面のサポートも大事。

7月18日の日本経済新聞・夕刊に、女性特有のがんについての記事がありました。

…記事が取り上げているのは「乳がん」「子宮頸がん」「子宮体がん」で、検診や治療方法、就労面での不安を相談できる場所なども書かれています。

よく、乳がんは早期発見をすれば…と聞きます。検索したところ病期0(非浸潤乳がん)の段階で発見し、取りきってしまえば治るとありました。

では、しこりで発見された場合はどうなのでしょうか?JA静岡厚生連・静岡厚生病院によりますと

「しこりで発見された乳がんは、はじめ眼に見えるような転移が明らかでなくても、その約3割に眼には見えない微小転移が起こっていると考えられています。微小転移は時間がたてば眼に見える転移となり、これを再発と呼んでいます」

―とのことです。

また、乳がんは手術から10年、20年と長期間経過した後に再発することも少なくない厄介ながんです。先日、国立がん研究センターが、そのメカニズムを解明したと発表しました。

やはり定期的にマンモグラフィとエコー検診を受けて、「しこり」という症状が出る前に発見することが大事ですね。

子宮頸がんは、性交渉の低年齢化により20~30代の患者が増えています。早期に発見・治療すれば後遺症による生活への影響を抑えることが可能ですし、妊娠・出産も可能です。

厚生労働省では20歳以上の女性に対し、2年に1度の子宮がん検診を推奨していますから、予防及び早期発見のために必ず受診しましょう。

50~60代で多く診断される子宮体がんですが、国立がん研究センター・がん対策情報センター・がん情報サービスによると

< 子宮体がんに対する検診方法としては、体部細胞診が一般的ですが、体部細胞診によって子宮体がん死亡を減らせるかどうかは、はっきりしていません。子宮体がんは、病状が進行していない早期の段階で出血を来すことが多く、不正性器出血での発見が約90%といわれています。少量でも出血があれば、すぐに医療機関を受診することで早期発見が可能です。下着に染みが付くことや下腹部痛も出血に次ぐ症状です。>

―とのことです。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2014年7月18日夕刊―

【予防と検診のススメ、乳がん、早期治療の勇気を―発見しにくい子宮頸がんも】

 「乳がんと診断されても仕事を辞めようと考えないで」。がん患者からの相談に、自身も乳がんを患った経験を持つ溝口綾子さんはこう助言する。乳がん体験者でつくる患者会KSHSの代表だ。

 溝口さんは歯科衛生士で、2007年に乳がんが判明。手術で入院した以外は通院治療を受け、仕事と治療を両立してきた。「治療費のことも含めて仕事が治療の支えになる部分もある」と話す。

◇12人に2人が発症
 乳がんは女性に最も多いがんで、日本では年間約6万8000人が発症している。患者は増加傾向にあり、生涯のうちで乳がんになる女性は半世紀前は50人に1人だったが、現在は12人に1人といわれている。30代後半から急激に発症数が増え、40代後半~50代前半にピークとなる。女性が職場や家庭で最も活躍する年代に多いがんだ。

 ただ、乳がんは発症しても早期に見つけて適切な治療を受ければ命に直接の影響が出にくい。日本人女性で死亡数が最も多いのは大腸がんで、発症数が最多の乳がんは5位だ。「定期的な検診で乳がんはかなり見つかる」と三菱UFJニコスの中野里美統括産業医は指摘する。

 治療は2つに大別できる。乳房にできたがんを取り除く局所治療と、転移を予防する全身治療だ。局所治療は手術と放射線照射で、全身治療は抗がん剤などを投与する。手術には乳房を全て切除する方法と部分的に温存する方法があり、がんの広がりなどを見極めて決める。全切除の場合は、乳房を再建する手術を受ける患者も増えている。

 薬を選ぶ際に重要なのが、乳がんのタイプ。組織を調べる検査で判定できる。がんを増殖させるホルモン受容体やがん細胞表面にあるHER2(ハーツー)たんぱく質の有無、がん細胞の形や増殖能力の組み合わせによって、効果が期待できる薬が決まる。

 薬物療法は通院でできる場合も多い。聖路加国際病院(東京・中央)の山内英子ブレストセンター長は「がんの状態を知り、それぞれの治療の利点と課題を納得できるまで医師に聞き、理解して選ぶことが大事だ」と訴える。

 がんと診断され動揺する中ですぐに治療法を選ぶのは難しい。そんなときに役立つのが相談できる場だ。同センターは、患者の仕事治療の両立を支援する「就労リング」に取り組んでいる。ここでは働く患者同士が悩みを相談し合う。看護師やソーシャルワーカー、社会保険労務士なども加わり、上司らに病状や治療計画をどう伝えるのかといったノウハウや労働者の権利などについても助言している。

◇自覚症状ない初期
 女性特有の子宮がんも、働く世代に多い。このうち子宮の入り口付近にできる子宮頸(けい)がんは、年間1万人弱新たに診断されている。20~30代での発症が増えており「就職・就労、結婚、妊娠・出産、育児などに影響を与えやすい」と横浜私立大学の宮城悦子教授は指摘する。

 子宮頸がんは、性交渉によって感染するヒトパピローマウイルスが発症に関与する。「性交渉の開始年齢が早まっているのが増加の背景にある」(宮城教授)。感染者のうちでがんになるのは1%以下、大多数は自然にウイルスが消える。初期段階で見つけて手術できれば完治する確率も高まる。

 しかし、初期は自覚症状がない。重要なのが検診だ。子宮の入り口をブラシなどでこすって採取した細胞を顕微鏡で見る。痛みはほとんどない。定期的に検診を受けていれば、進行前に見つかる可能性が高い。専門家は20代前半から受けるよう勧めている。

 治療は手術と放射線照射が基本だ。手術はがんの広がり具合により、子宮の一部を円錐状に切り取る場合や子宮を全摘出する場合などがある。切除する範囲は再発リスクなどを考慮して決めるが、大きく切れば「排尿障害など後遺症も出やすくなる」(宮城教授)。進行すると放射線と抗がん剤を併用する例が多い。

 最近は、子宮頸がんの中でも検診で見つかりにくい腺がんというタイプが増えている。腺がんを含めて予防に有効だといわれるのが、子宮頸がんワクチンだ。13年4月から小学校6~高校1年生の女子を対象に無料の定期接種になった。計3回受ける。

 宮城教授は「性交渉の経験がある全ての女性に発症の可能性があるので、ワクチンによる予防は重要だ」と訴える。しかし、接種時の痛みがきっかけとなってまれに全身に強い痛みなどが生じる問題が指摘され、厚生労働省はワクチン接種の積極勧奨を中止した。現在も接種できるが月2000人程度にとどまる。

 このほか、閉経前後の世代では、子宮内膜などにできる子宮体がんにも注意したい。初期から不正出血があるのが特徴で、更年期によるものだと早合点せず、一度、婦人科を受診するのがよいだろう。


以上です。

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↑、昨年8月に撮影したイチモンジセセリの「吸い戻し行動(乾燥した野鳥の糞に自分のおしっこをかけて、溶け出したアンモニアなどの成分を摂取する行動です)」。

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