ネット生保各社の戦略の違いが鮮明になってきているそうです。

4月27日の日本経済新聞・朝刊に、インターネットを主な契約申込経路としている生命保険会社、いわゆるネット生保の動向に関する記事がありました。

記事によりますと、

< インターネットを通じて生命保険を販売するネット生保各社の戦略の違いが鮮明になってきた。ライフネット生命保険は先週、KDDI(au)と資本・業務提携した。楽天生命保険は親会社の楽天の会員を対象に無料のがん保険を提供する“奇策”で顧客の裾野を拡大。アクサダイレクト生命保険は地方銀行での窓口販売に注力するなどして販路開拓を目指す。>

とのことです。

【管理人の感想】
記事を読む限り、各社がこうした戦略を打ち出した背景には、新規契約の伸びの鈍化や新規契約の減少スパイラルがあるようです。

ライフネットはスマートホンへの対応が遅れたことを、新契約件数の減少が続いた主な要因と考えているようですね。auとの資本・業務提携を通じて、まずは保険商品を提供することから始めるようです。

この資本・業務提携が、両社にとってどのような効果を発揮するのかが注目されますね。

楽天生命は27日付のニュースリリースで、引受基準緩和型医療保険の投入を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。
4/27・ニュースリリース 「限定告知型医療保険」を発売

同社は昨秋、所定の条件を満たす会員向けに、「悪性新生物と診断されたら5万円の給付金を支払う、1年定期のがん保険(保険料は楽天が契約者となって負担)」を発表し、注目を集めました。

日経によると、会員が保険料の負担をしなくて済むのは1年目だけで、契約から2年目以降は会員が保険料を負担するそうです。

契約の継続率があまりに落ち込むようですと厳しいかと思います。

契約の裾野を広げるという意味での商品投入は、引受基準緩和型医療保険の方かもしれませんね(あくまで個人的な見解です)。

アクサダイレクト生命は地銀の窓口販売に力を注いでいるそうです。

日経では、対面チャネルでの取り扱いであるかのように報じられていますが、同社のニュースリリースをチェックしたところ、これまでに提携した5つの地銀全てで、インターネットによる契約申込となっています。

同社保険商品は、保険代理店の店頭窓口での取り扱いも行っていますが、メインはあくまでインターネットということなのでしょうね。

【記事の内容】
以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2015年4月27日朝刊―

【ネット生保、販路模索】

 インターネットを通じて生命保険を販売するネット生保各社の戦略の違いが鮮明になってきた。ライフネット生命保険は先週、KDDI(au)と資本・業務提携した。楽天生命保険は親会社の楽天の会員を対象に無料のがん保険を提供する“奇策”で顧客の裾野を拡大。アクサダイレクト生命保険は地方銀行での窓口販売に注力するなどして販路開拓を目指す。

 ライフネットをKDDIとの提携に突き動かしたのは、足元の新規契約件数の落ち込みだ。

 14年4~12月は前年同期比43%減の約2万1000件にとどまった。ライフネットの手続きはパソコンが基本。「スマホ対応の遅れが響いた」(出口治明会長)。

 KDDIはライフネットの株式の15.95%(議決権ベース)を握る筆頭株主になる。両社は今週にもスマホ用サイトなどを通じ、死亡保険や医療保険の販売を始める。「auの利用者がスマホで保険契約し、携帯料金と保険料を一緒に支払うサービスも考えられる」(ドイツ証券の村木正雄シニアアナリスト)。

 一方、楽天は昨年11月、ネット通販「楽天市場」などで購入額や頻度の高い会員に無料のがん保険の提供を始めた。楽天生命保険が引き受け、保険料は楽天が負担する仕組み。契約者は10万人を超え、足元の伸びを支えている。

 無料の期間が1年なのがミソ。保険料がかかる2年目以降、どこまで契約者をつなぎとめることができるかがカギだ。

 ライフネットと並ぶネット生保の草分けであるアクサダイレクトは地銀との関係を強化している。北国銀行、福岡銀行、熊本銀行など5行で同社の終身保険や医療保険を販売している。ネット以外の販路開拓が奏功し、同社は13年度に新規契約を前の年度に比べ4割近く落としたが、14年度は前年度を上回る見通しだ。

 ただ販路を提供する提携先に手数料を支払えば利益率は悪化する。ネット生保の持ち味である割安な保険料を維持するのが難しくなる可能性もあるが「新規契約を積み増さなければ赤字解消に届かない」(ネット生保幹部)。12年度をピークに新規契約件数は停滞が続いている。対面販売主体の大手に対抗する形で登場して7年。ネット生保は曲がり角を迎えている。

【ライフネット 出口会長に聞く―資本提携、信頼性補う】
 ライフネットの出口治明会長に、KDDIとの提携やネット生保の今後について聞いた。

 ―提携の狙いは。
 「一番の悩みは信頼性の問題だった。ネット証券やネット銀行は瞬時に取引が終わるし、自動車保険なら契約期間は1年間。ところが生保は20年、30年と続くので、社名が知られても(ライフネットを)信頼していいのか迷いが生じる。資本関係まで踏み込んだ提携で信頼を補完できる。経営の独立性も守れる」

 ―提携の具体策は。
 「(両者で構成する)委員会で詳細を詰める。まずは今年秋から冬にかけて、KDDIのプラットフォームに当社の保険を提供することから始めたい。割当増資で既存株主には迷惑をかけるので、希薄化に相当するだけの提携効果は出したい」

 ―新規契約が落ち込んでいる。
 「東日本大震災では生保の販売員が総出で契約者の安否確認に走り、『いざというときには販売員がいた方が安心だ』というイメージが広がった。スマホの急激な普及も想定できなかった。確かに今は逆風だが中期的には不安はない。参入が増えているのは市場拡大が見込まれているからだ」


以上です。

画像
↑、クヌギの幹に佇むサトキマダラヒカゲ(昨年5月撮影)。

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