生保の銀行窓販、一時払終身や外貨建保険が牽引。

6月16日の日本経済新聞・朝刊に、最近の生命保険の銀行窓販についての記事がありました。

記事によりますと

< 銀行窓販で生命保険の販売が伸びている。2014年度の販売額は6兆円を超え、過去最大だった模様だ。超低金利の円預金よりも高い利回りを期待できる外貨建保険や、資産承継の相続税対策で一時払終身保険に入る人が増えた。銀行窓販向けに機動的に商品を供給する専門生保が存在感を高め、既存の大手生保も月払い保険などで巻き返しに動いている。>

とのことです。

…記事にもありますが、銀行窓販が新契約を伸ばした主な要因は、相続税の税制が見直されたことにより、一時払終身保険が相続対策の手段として従来以上に活用されたことや、円建の保険に比べて高い予定利率や積み立て利率が適用される外貨建保険が、「資産を増やす」ことも視野に活用されたことなどがあります。

ただ一時払終身保険は、今年に入って金利動向等を踏まえ予定利率が引き下げられた上に、7月に標準利率が0.75%に引き下げられることが決定したことに伴い、契約日が7月1日、または2日以降となる新契約から予定利率が引き下げられます。

記事において、豪ドル建の保険商品が取り上げられている日本生命保険は、契約日が7月1日以降となる一時払終身保険の予定利率を、現行の0.85%から0.75%に引き下げることを既に発表しています。

また、今回の記事には登場していませんが、朝日生命保険も18日にHPにて、契約日が7月2日以降となる一時払終身保険の予定利率を、現行の0.8%から0.7%に引き下げることを発表(PDF)しました。

一時払終身保険は、今後も相続対策の1つとして活用されることが考えられますが、日生や朝日生命以外の保険会社が、標準利率引き下げによる予定利率引き下げを行えば、保険料負担が一段と増すことになりますね。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2015年6月16日朝刊―

【生保、銀行窓口で伸びる―昨年度販売、最大の6兆円】

 銀行窓販で生命保険の販売が伸びている。2014年度の販売額は6兆円を超え、過去最大だった模様だ。超低金利の円預金よりも高い利回りを期待できる外貨建保険や、資産承継の相続税対策で一時払終身保険に入る人が増えた。銀行窓販向けに機動的に商品を供給する専門生保が存在感を高め、既存の大手生保も月払い保険などで巻き返しに動いている。

 保険の窓口販売は01年に始まり、07年に全面解禁された。大手生保は営業職員による販売が主軸だが、近年は職場での営業がしにくくなり、新しい販路として銀行を開拓してきた。生保全体の保険料収入に占める銀行窓口販売の割合は2割弱まで高まったようだ。

 銀行で扱う生保商品のうち、保険料をまとめて払う一時払保険は余裕資金の運用目的で入る人も多い。相場環境によって売れ筋商品が代わりやすくなる傾向もある。

 牽引役は窓口販売の専門生保だ。第一フロンティア生命保険は豪ドル建年金保険の販売が伸び、14年度の保険料収入は約1兆7000億円と13年度の1.5倍に達した。最低保証の定額部分と上乗せ収益を狙う変額部分を組み合わせ、主にシニア層に売れている。

 第一生命本体とは別のシステムを使って、新商品を素早く投入できる。金融機関を支援する担当者が全国を飛び回り「顧客のニーズをすくい上げられるようになった」(小谷野調整執行役員)。

 三井住友海上プライマリー生命保険も外貨建保険に強みを持つ。主力の定額終身保険に加え、5月から運用成績によって保険金額が変わる変額終身保険も投入した。富裕層向けに特化したマスミューチュアル生命保険や、信用金庫の9割超に商品を置くフコクしんらい生命保険などが業容を拡大させている。

 大手生保が自ら銀行での販売に力を入れる例も多い。日本生命保険は7月から豪ドル建商品を発売する。外貨建でも主力商品と位置付け、年度内に100金融機関で取り扱いを目指す。

 明治安田生命保険や住友生命保険は保険料を分割して納める平準払い保険の取り扱いを広げている。30~40代をターゲットにした個人年金保険などが中心で、これまで接点を持ちにくかった顧客を銀行経由で取り込む。

 銀行で売れる商品の裾野も広がってきた。アメリカンファミリー生命保険(アフラック)はがん保険と医療保険の新規販売が12万8000件と過去最高だった。太陽生命保険は14年3月に発売した介護年金保険が40代女性を中心に売れている。

【手数料狙い銀行も強化―全店にプランナー】
 大手銀行も保険の販売に力を入れている。低金利で貸し出しの利ざやが縮むなか、保険販売は着実な手数料収入が見込めるためだ。三菱東京FJ銀行が全店舗に専門的な知識を持つ保険プランナーを配置するなど、体制強化に動いている。

 三井住友銀行は資産形成層と呼ぶ30~40代の顧客と接点を増やすため、月払い保険の販売に注力している。「毎月、保険料が口座から引き落とされるためメーン口座になりやすく、複合的な取引獲得が期待できる」(担当者)という。

 みずほ銀行の販売額は約5300億円と13%伸びた。相続税増税を受けて、死亡保険金に独自の非課税枠がある生命保険を使って資産承継を検討する人が増えている。

 銀行窓口で取り扱う保険商品の数が増えている他、外貨建預金や投資信託など金融商品の幅が広がり、戸惑う利用者も多い。銀行側には複雑な商品内容について分かりやすい説明が求められそうだ。


以上です。

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↑、食樹の榎に産卵するテングチョウ(昨年5月撮影)。

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