煙草は万病の元。肺がんだけでなく、膀胱がんや糖尿病との関連性もあり。

8月20日の日本経済新聞・夕刊に、喫煙と生活習慣病の関連性に関する記事がありました。

記事によりますと、

< 国立がん研究センターのがん予防・検診研究センター予防研究部のメンバーが中心となり、がんと生活習慣病などとの関連性が調べられている。日本人を対象とした疫学研究の充実などを踏まえ、7月に喫煙とがんの関連性を約10年ぶりに見直した。

 今回は、膀胱がんと、口や喉などの頭頸部がんについての喫煙との関連性を始めて「確実」と指定した。これまで膀胱がんは関係ないと思われがちだったが、タバコの煙に含まれる発がん物質は尿に含まれ排出されるので、膀胱の粘膜は発がん物質との接触機会が多い。肝臓がんは従来の「ほぼ確実」から「確実」の引き上げた。

 この結果、部位別では肺がんなども加えて8種類のがんでリスクの上昇が確実となった。予防研究部の笹月静部長は「喫煙者が何らかのがんにかかるリスクは非喫煙者の1.5~1.6倍」と話す。

 がんだけではない。東京大などの研究成果では、喫煙の他「高血圧」「運動不足」「塩分の過剰摂取」など、16の危険因子と日本人の死亡の関連を調べたところ、喫煙が原因とみられる死亡者が最も多かった。

 糖尿病のリスクも高める。交感神経を刺激して血糖値を上昇させるのに加え、体内のインスリンの働きを妨げる作用があるためだ。喫煙と糖尿病を巡っては、7月に米科学誌に掲載された論文が医師らの間で話題を呼んでいる。>


とのことです。

…喫煙は、肺がんや食道がんの発症率を高めることが知られています。肝臓がんとの関連が確実に引き上げられ、頭頸部腫瘍との関連性も確実とされたうえに、糖尿病との関連性も指摘されましたか。

管理人の父は16年前に糖尿病の合併症(大血管障害)による脳出血で倒れ、右半身のまひと失語症が残りました。

父は倒れる直前にタバコを突然やめましたが、それまでは自宅や車、外出先で必ず喫煙していました。今でいうメタボ状態だったところに喫煙…きっとこれが糖尿病発症の引き金を引いたのでしょうね。

喫煙はがんや糖尿病だけでなく、慢性閉塞性肺疾患という病気の危険因子でもあります。この病気は落語家の桂歌丸さんが番組を休演することになったことでも知られています。

愛煙家の方には耳が痛い話ですが、健康のために禁煙してほしいものです。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2015年8月20日夕刊―

【タバコ「万病のもと」―喫煙との関連解明進む。膀胱がんにも影響。糖尿病リスク1.34倍】

 煙草は健康に良くない―。当たり前のように言われていることだが、実際にどんな悪影響があるのだろう。がんや糖尿病、精神疾患など様々な病気との関連性が、最近の研究でより詳しく分かってきた。禁煙を三日坊主で終わらせないためには、煙草の害を科学的に知っておくことも有効だ。

 国立がん研究センターのがん予防・検診研究センター予防研究部のメンバーが中心となり、がんと生活習慣病などとの関連性が調べられている。日本人を対象とした疫学研究の充実などを踏まえ、7月に喫煙とがんの関連性を約10年ぶりに見直した。

 今回は、膀胱がんと、口や喉などの頭頸部がんについての喫煙との関連性を始めて「確実」と指定した。これまで膀胱がんは関係ないと思われがちだったが、タバコの煙に含まれる発がん物質は尿に含まれ排出されるので、膀胱の粘膜は発がん物質との接触機会が多い。肝臓がんは従来の「ほぼ確実」から「確実」の引き上げた。

 この結果、部位別では肺がんなども加えて8種類のがんでリスクの上昇が確実となった。予防研究部の笹月静部長は「喫煙者が何らかのがんにかかるリスクは非喫煙者の1.5~1.6倍」と話す。

 がんだけではない。東京大などの研究成果では、喫煙の他「高血圧」「運動不足」「塩分の過剰摂取」など、16の危険因子と日本人の死亡の関連を調べたところ、喫煙が原因とみられる死亡者が最も多かった。

 糖尿病のリスクも高める。交感神経を刺激して血糖値を上昇させるのに加え、体内のインスリンの働きを妨げる作用があるためだ。喫煙と糖尿病を巡っては、7月に米科学誌に掲載された論文が医師らの間で話題を呼んでいる。

 論文を発表したのは、国立国際医療研究センターを中心とする「J-ECOH」の研究チームだ。喫煙と糖尿病の関連性について、会社員5万3930人のデータを解析した。喫煙者の糖尿病リスクは非喫煙者の1.34倍だった。本数も影響を与え、1日当たり10本以下だと1.23倍だが、同21本以上だと1.51倍とリスクが高まった。

 禁煙年数と糖尿病の関係では、禁煙年数が5年未満だと糖尿病のリスクは非喫煙者の1.6倍で、リスクの低下がみられなかった。だが、5~9年で1.23倍、10年以上禁煙すると1.02倍と下がった。非喫煙者と同等のリスクになるには10年以上かかる。

 国立国際医療研究センター疫学予防研究部の溝上哲也部長は「禁煙5年未満で効果がみられないのは、喫煙の影響がしばらく残るからではないか」と分析する。禁煙後しばらくの間は注意が必要だ。

 J-ECOHは喫煙とうつ病など精神疾患による1ヵ月以上の長期病休との関連も調べている。データが多く集まった男性では、喫煙と精神疾患による長期病休との関連が認められた。喫煙者のリスクは非喫煙者の1.2倍だった。このほか認知症のリスクになるとの研究結果もある。

 こうした科学的な成果は、論文のままだと一般人にはとっつきにくい。国内外の論文を医療従事者以外にも読みやすいようにと、日本禁煙科学会が要約をインターネットで公表しており、愛煙家には参考になりそうだ。

 要約文の作成に携わり、数多くの論文を読んできたさいた市立病院の内科科長、舘野博喜医師が驚いたのが、禁煙時の体重増加について調べた海外の研究成果だ。

 禁煙後に増えた体重の4分の1は筋肉など脂肪以外の増加で、健康面でプラス面もある。体重増加は禁煙を拒む理由のひとつとされるが、舘野医師は「プラスの効果が分かれば、体重増加も前向きにとらえられるのでは」と話す。

 健康を意識して本数を減らしたり、ニコチンやタールの少ないタバコを吸ったりしても、自分で考えるほどの効果は得られない。舘野医師は「煙草は『ゼロ』でなければならない」としている。


以上です。

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↑、春の川原で出会ったミヤマカワトンボ。1枚目はメス、2枚目はオス(5月撮影)。

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