新型コロナウイルス感染症に罹患した人からの生命保険の契約申し込みに対する可否判断にばらつき。原則全ての保険で謝絶、個別対応など。

6月25日の日本経済新聞・朝刊に、新型コロナウイルス感染症に罹患した人からの生命保険の契約申し込みに対する、引受可否判断についての記事がありました。

記事によりますと、

< 新型コロナウイルスの感染経験者の保険加入を受け入れるかどうか、生保各社の対応が割れている。再び要請になる例が指摘されるなど健康リスクが現時点ではよくわからないためだ。一部の生保には感染経験者の医療保険などの加入を拒否するケースもある。新型コロナは新しい感染症だけに保険会社も手探りの対応を進めている。>

とのことです。

【管理人の感想】
先日、来社した某損保系生保の担当者は、新型コロナウイルス感染症に罹患した人からの、保険契約申し込みに対する引受の可否判断は個別に行っていると教えてくれました。

まだウイルスそのものにおいて未解明な部分が多く、よくわかっていない状態ですから、罹患した人からの契約申し込みは原則謝絶とする保険会社があっても不思議ではないと思います。

死亡率や発生率といった基礎率が計測できなければ、保険会社としては厳しい判断(医療保険への加入は延期や謝絶など)を余儀なくされるかもしれません。

【記事の内容】
以下、日本経済新聞の記事の内容です。

-日本経済新聞 2020年6月24日朝刊-

【コロナ感染経験者の保険加入 生保手探り、割れる対応】

 新型コロナウイルスの感染経験者の保険加入を受け入れるかどうか、生保各社の対応が割れている。再び要請になる例が指摘されるなど健康リスクが現時点ではよくわからないためだ。一部の生保には感染経験者の医療保険などの加入を拒否するケースもある。新型コロナは新しい感染症だけに保険会社も手探りの対応を進めている。

 「一度新型コロナに罹った人の保険加入は原則として難しい」。ある中堅生保の担当者は日本経済新聞の取材にこう語った。日本生命保険など多くの保険会社は「保険の加入は個別判断」として詳細な加入要件を明らかにしていない※が、この生保会社は新型コロナウイルスの感染経験者の医療保険や死亡保険の加入は「原則拒否」であることを明らかにした。

※管理人補足:引受基準についてですが、営業職員や代理店でも「目安」が冊子で配布されたり、専用のサイトに開示されたりするだけで、引受基準の詳細は非公開が当たり前です。

 保険販売にかかわる別の関係者も「新型コロナウイルスに感染した経験があると保険加入を断ったり、延期したりするといった審査結果が出る可能性がある」と明かす。別の生保でも、感染経験がある人の保険加入を拒否するよう代理店に求めている例があるという。

 こうした生保は一部にとどまる模様だが、感染経験者の加入を認める生保でも、受け入れには注意を払っている。完治から一定期間を経た新型コロナウイルス感染経験者に限定して保険加入を認める方向だ。

 生保業界が感染経験者との保険契約に消極的な背景には、陰性に転じた後の健康リスクがまだ十分に明らかになっていないためだ。例えば、病状が回復して陰性になったと診断されても、その後に再び要請になるケースが指摘されている。

 ほかの病気に比べてもまだ患者のデータも乏しいので完治後の保険金支払いのリスクも読み切れず、慎重にならざるを得ない構図だ。

 新型コロナウイルスに感染すると入院や自宅待機療養を求められる。この間は医療保険の給付金支払いの対象になる例が大半※だ。生保会社には感染が再び拡大していけば、保険金や給付金の支払い負担が重くなることへの警戒もある。

※管理人補足:医療機関への入院は、疾病入院給付金の支払い対象となります(生保各社統一)。多くの保険会社では、臨時施設や自宅での療養も医療機関から証明書が発行されれば、入院給付金の支払い対象としています。

 生命保険協会が6月に明らかにした新型コロナウイルス感染症の生命保険の支払額は20億円弱だった。生保各社には新型コロナウイルス感染症により死亡した際の保険金を割り増し※したり、自宅療養時でも通院給付金を支払ったりする特別な対応をとってきた。ただ感染の第二波、第三波のリスクが拭えないうえ、コロナとの共存が前提になれば保険収支への影響が長期化する可能性もある。

※管理人補足:金融庁から約款の柔軟な解釈・適用が要請されたことや、新型コロナウイルス感染症が指定感染症に分類されたことなどに伴い、多くの生命保険会社は新型コロナウイルス感染症による死亡を災害死亡保険金等の支払い対象としています。ただし、指定感染症から外されるなど状況が変化すればこの取り扱いは終了します。

 現時点で保険加入を拒否している一部の生保の対応は、新型コロナウイルスの実態が分かってくるまでの臨時の措置とみられる。感染経験者の健康リスクが詳しく判明したり、治療薬やワクチンが開発されたりすれば、審査基準は見直される可能性が高い。

 新型コロナウイルスの感染拡大で潜在的な保険ニーズは強まっている中で、「万が一への備え」という保険本来の役割をどう果たしていくか。生保もコロナとの向き合い方を問われている。


以上です。

DSC01328.JPG
↑、ハナダイコンにやってきたビロウドツリアブ・♀(4月撮影)。

↓6月27日19:30現在で11位…ちょっと下がってしまいました。皆様のワンクリックをお待ちしております。

人気ブログランキング

↓6月27日19:00現在で4位…ちょっと下がってしまいました。皆様のワンクリックをお待ちしております。
にほんブログ村 その他生活ブログ 保険へ
にほんブログ村
PVアクセスランキング にほんブログ村

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント