インドで注目を集める独自の保険の仕組み―貧しい人にも良質な医療を。

今回は海外の話です。

10月17日の日本経済新聞に、インドで注目を集めているという独自の保険の仕組みについての記事がありました。

記事によりますと、

< 人口12億人の約4割を占めるインドで、貧しい人々に良質な医療を提供する病院経営者の活動が注目を集めている。治療費を払えない人も高度な手術を受けられるようにと取り組んでいるのは、費用を大勢の掛け金で賄う独自の保険の仕組み。活動を支えるのは、途上国の治療を根本から変えたいという思いだ。>

とのことです。

…記事に登場する保険制度は、生命保険の原点である「相互扶助」の理念がはっきりと見える保険制度ではないかと思います。

この制度が機能し続け、多くの貧しい人が良質な医療を受けられることを祈念しております。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

【インドの医師、貧しい人にも良質な医療を―大勢で安い掛け金 保険創設】
 人口12億人の約4割を占めるインドで、貧しい人々に良質な医療を提供する病院経営者の活動が注目を集めている。治療費を払えない人も高度な手術を受けられるようにと取り組んでいるのは、費用を大勢の掛け金で賄う独自の保険の仕組み。活動を支えるのは、途上国の治療を根本から変えたいという思いだ。

 IT(情報技術)産業が集積するインド南部カルナタカ州の州都バンガロール。ハイテク工業団地の一角に建つ総合病院「ナラヤナ・ルダヤラヤ病院」の待合室は質素な身なりの患者らで早朝から込み合う。

 300キロ離れた自宅から夜行列車で来たというアショックさん(29)。抱きかかえる1歳の長男は今年4月、同病院で心臓の手術を受け、この日は術後の経過を見せに来院した。

 農業を営むアショックさん一家は4人暮らし。世帯収入は月3000ルピー(約6000円)だ。通常なら6万5000ルピーかかる手術を長男が受けられたのは、病院の農家向け医療保険に加入していたからだ。

 月々の掛け金はアショックさんでも何とか払える1人10ルピー(約20円)。「保険がなければ、息子は苦しみながら最期を待つだけだったでしょう」。診察の順番を待つ長男はアショックさんの腕の中ですやすやと眠る。

 ナラヤナ・ルダヤラヤ病院がこの医療保険をはじめたのは2002年。心臓外科医でもあるデビ・プラサド・シェティ院長(57)が東部コルカタである人物と出会ったのがきっかけだった。

 ノーベル平和賞受賞者のマザー・テレサ。実業家の家庭で何不自由なく育ち、英国の病院でも修行を積んだシェティさんの心を揺さぶったのは薬を買うお金すらない重病人を温かくみとる、その姿だった。「患者を所得の水準で区別しない医療をつくりたい」。思案の末にたどり着いたのが、手術代を全額カバーできる保険の仕組みだ。

 貧しい人が買う「最も安いたばこの値段並み」に掛け金を抑えるため、より多くの患者を診て手術1件当たりの経費を下げる必要があると判断。病院床数1000床の同病院を00年に設立した。保険の加入者は急増し、現在400万人以上に上る。

 シェティさんの取り組みに理解を示した州政府が補助金を出す幸運にも恵まれ、月60ルピーで始めた掛け金は6分の1に下がった。

 貧しい患者の手術だが「この病院に努める約50人の執刀医はみんな腕を磨こうと必死。医師の技能はこなした手術の数だけ向上するから、手抜きなどはあり得ない」とシェティさんは語る。

 この保険の仕組みは、隣接するアンドラプラデシュ州の州政府なども採用。今年7月にインドを訪問したキャメロン英首相はバンガロールまで足を運び、シェティさんの話を聞いた。規模の拡大で経費を抑える同病院の経営モデルには、医療費の膨張に直面する先進国も関心を寄せている。

 「万人に最高の医療」をモットーにするシェティさん。経営者としての手腕が脚光を浴びるが、本人は今も連日2~3件の手術をこなす。「ビジネスマンではなく、心臓外科医として人々の記憶に残りたい」。本職への情熱も失っていない。


以上です。

画像

写真は、庭で一休みしているの蝶(シジミチョウ?)です(見てのとおりかなり小さいうえに、じっとしてくれている時間は1分もないので、撮影するのがなかなか大変でした)。

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