現役保険営業マンの｢生命保険徒然日記｣

2012年05月10日

大同生命が重大疾病保障保険のラインアップを拡充します。

5月7日、大同生命保険はHPにて、6月1日から無配当重大疾病保障保険の商品ラインアップを充実させることを発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。

5/7・ニュースリリース　『Jワイド特約』『Jタイプ(無解約払戻金・無死亡給付金型)』を発売～重大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)を保障する保険『Jタイプ』のラインアップを拡充～(PDF)

【管理人の感想】
1.さらに疾病保障に特化
上記ニュースリリースによりますと、死亡給付金と解約返戻金をなくしたタイプと、｢上皮内がん｣｢皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん｣の罹患、｢急性心筋梗塞｣による入院、｢脳卒中｣による入院を保障する特約を追加するそうです。

この重大疾病保障保険は、同社の個人保険の新契約を牽引している重要な保険商品です。

現行商品からさらに疾病保障に特化したタイプを加えることで、既存契約先の企業経営者が抱えている疾病保障ニードを顕在化させ、追加契約獲得の機会を広げる狙いがあるのでしょう(あくまで個人的な推測です)。

2.特約の給付金で初期費用や緊急資金をカバーか
ラインアップ拡充の一環として、｢上皮内がん｣｢皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん｣の罹患、｢急性心筋梗塞｣による入院、｢脳卒中｣による入院―を保障する特約も投入されます。

給付金は一律100万、というシンプルな保障内容となっています。この特約給付金で、個人事業主や経営者・役員が急性心筋梗塞や脳卒中により入院したことで発生するであろう緊急資金をカバーする狙いがあるのかもしれませんね(あくまで個人的な推測です)。

また、これも個人的な推測ですが、お支払いすべきケースを｢上皮内がん｣｢皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん｣の罹患、｢急性心筋梗塞｣による入院、｢脳卒中｣による入院―と拡大した専用の特約を用意したのは、

①がん治療や急性心筋梗塞、脳卒中の治療実績や入院期間など変化に保障をマッチングさせる。

②主契約となる無配当重大疾病保障保険に、｢上皮内がん｣｢皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん｣の罹患、｢急性心筋梗塞｣による入院、｢脳卒中｣による入院、をお支払いすべきケースとして組み込むと、保険として成り立たなくなるため。

―といったことがあるのかもしれません。

【公式コメントの内容】
以下、大同生命の公式コメントの内容です(上記ニュースリリースより抜粋・転載)。

【『Jワイド特約』『Jタイプ(無解約払戻金・無死亡給付金型)』を発売～重大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)を保障する保険『Jタイプ』のラインアップを拡充～】

　T&Dグループの大同生命保険株式会社(社長　喜田　哲弘)では、平成22年10月の発売以来、ご好評いただいております｢Jタイプ｣(無配当重大疾病保障保険)に対するお客様のご要望のお答えし、平成24年6月1日(金)より｢Jワイド特約｣および｢Jタイプ(無解約払戻金・無死亡給付金型)｣を発売し、ラインアップを拡充いたします。

　｢Jタイプ｣は、中小企業経営者が予期せず重大疾病に罹患し、長期の就業不能となった場合の企業の運転資金や借入金返済資金等として、最大1億円の保障を準備いただけます。

　この｢Jタイプ｣に、比較的軽度な上皮内がん等も保障する｢Jワイド特約｣を付加いただくことで、より幅広く重大疾病保障を準備いただけます。

　また、｢Jタイプ(無解約払戻金・無死亡給付金方)｣は、現行の｢Jタイプ｣から解約返戻金等をなくすことで、より低廉な保険料で重大疾病保障を準備いただけます。

―『Jワイド特約』『Jタイプ(無解約払戻金・無死亡給付金型)』の主な特長―

(1)Jワイド特約
・重大疾病保障(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)の｢Jタイプ｣では保障対象外の比較的軽度な疾患も、次の支払事由に該当すれば｢重大疾病治療給付金｣をお支払いします。

◇｢上皮内がん｣｢皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん｣の罹患

◇｢急性心筋梗塞｣による入院(60日以上の労働制限継続の有無を問いません)

◇｢脳卒中｣による入院(60日以上の後遺症継続の有無を問いません)

(2)Jタイプ(無解約払戻金・無死亡給付金型)
・保険料負担を抑えつつ、より大きな重大疾病保障を準備いただけるように、現行の｢Jタイプ｣から解約払戻金・死亡給付金をなくすことで、より低廉な保険料にしました。

　大同生命では、｢中小企業のお客様に“最高の安心”と“最大の満足”をお届けする生命保険が支社｣を目指し、中小企業の永続的な発展にお役に立てるよう取り組んでまいります。

以上です。