生命保険各社が介護保障保険の商品開発に力を入れているそうです。

9月22日の日本経済新聞に、生命保険会社が取り扱っている介護保障保険や、介護関連の付帯サービスに関する記事がありました。

記事によりますと、

< 生命保険各社が介護保険の商品開発に力を入れている。住友生命保険や明治安田生命保険が近く新商品を投入、他生保も関連サービスの開発に取り組む。財政悪化で国の介護保険の縮小が見込まれる中、民間保険の需要が増えているためだ。人口減少で国内生保市場も縮小しており、介護保険を今後の成長分野と位置付け、契約者の獲得を競う。>

とのことです。

【管理人の感想など】
1.介護保障保険は大きく分けると2タイプ。

生命保険会社が取り扱っている、または近く取り扱いを始める介護保障保険は、大きく分けると

①保険会社が約款に定める所定の要介護状態に該当した場合に、介護保険金を支払う。

②保険会社が約款に定める所定の要介護状態に該当した場合に、一時金+介護給付金(保険会社によっては介護年金)を支払う。


―という2タイプに分けられます。

①は、介護状態に該当した際に発生する自宅の改修費用や、介護施設への入居費用に対応していただくことを想定した保険商品。

②は、公的介護保険を利用した際に発生する自己負担分の費用などに対応していただくことを想定した保険商品。

―といったところでしょうか。

2.「日常生活動作指数表」による判定を行う保険商品も
一時金+介護給付金のタイプは、その多くが「約款所定の状態」を支払事由としていますが、中には「日常生活動作(ADL)指数表による判定の合計点数が、保険会社所定の点数に達していること」を支払事由にしている保険商品もあります。

3.保険料が割高なのは当然。
介護保障保険全般にいえるのは保険料が割高である、ということです。

ただ、生命保険会社にとっては経験が浅く、

①障害状態や要介護状態になったあとの死亡率など、基礎率の中には計測が困難なものも多い。

②給付事由が入院や手術といった客観的事象ではなく「一定の状態」であるため、発生率の測定そのものが困難。

③終身年金等で給付する場合は、障害状態や要介護状態に陥ったあとの生存率が不明確である。


―といった課題を抱えているのですから、保険料が他の保険種類に比べて割高になるのは当然のことです。

※出典:民間医療保険の戦略と課題

【記事の内容】
以下、記事の内容です。

―日本経済新聞 2013年9月22日―

【生保、介護保険を拡充 公的制度縮小で需要―住生など新商品、第一は給付の条件緩和】

 生命保険各社が介護保険の商品開発に力を入れている。住友生命保険や明治安田生命保険が近く新商品を投入、他生保も関連サービスの開発に取り組む。財政悪化で国の介護保険の縮小が見込まれる中、民間保険の需要が増えているためだ。人口減少で国内生保市場も縮小しており、介護保険を今後の成長分野と位置付け、契約者の獲得を競う。

 国が運営する公的介護保険は1割の自己負担で介護サービスが受けられる「現物給付型」だ。一方、民間の介護保険は一時金や年金として保険金を受け取る「現金給付型」で、自己負担額を補ったり公的制度の給付対象外のサービスを受ける費用に充てたりできる。

 住友生命保険は25日から一定の介護状態が続いた場合に、死亡保障と同額の保険金を受け取れる商品を販売する。明治安田生命保険は9月から銀行窓口で介護保険の販売を始めた。第一生命保険も来年1月から介護保障の給付の条件を緩和し、将来回復の見込みがあっても一定の要介護状態が半年続けば保険金を受け取れるようにする。

 民間の介護保険販売は好調だ。日本生命保険では新規契約件数が2013年4~6月で前年同期比26.2%増加。住友生命も介護保障特約を付けた主力商品が同11%伸びた。業界全体でみても、介護保険を含む第三分野の保険料収入が12年度は前年度比2.5%増の5兆3848億円と、6年連続で増えている。

 背景には社会保障制度の縮小による要介護者の負担増がある。厚生労働省によると11年度には過去最高の531万人が介護が必要と認定された。税金と保険料で賄う介護保険の公的な給付費は7兆6298億円と過去最高額に膨らんでおり、財政悪化で政府は自己負担額を増やす方針だ。

 生保業界では少子化や独身者の増加で、死亡保険の需要が減り続けている。対して、民間介護保険の世帯加入率はまだ14.2%と低く「今後成長余地が大きい」(根岸秋男・明治安田生命社長)との声が多い。

 介護保険は後に保険金が支払われる確率が高い商品なた目、一般に保険料が高いとされる。契約者の条件次第では保険料負担がかさむ場合もある。介護が必要になった際の必要額と貯蓄額を考えて加入する必要がある。

 各社は関連サービスも強化する。明治安田生命は東京都内の有料老人ホームを買収。日本生命も介護最大手のニチイ学館と組み、契約者向けの無料相談を手がける。将来は保険会社が介護サービス業者を紹介し、保険金を直接業者に支払うなどの新商品の開発も検討している。


以上です。

画像
↑、河原の石の上で翅を開くテングチョウ(5月撮影)。

↓9月24日22:30現在で7位…アップしました。ありがとうございます。皆様のワンクリックをお待ちしております。
人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ

↓現在18位…横ばい状態です。皆様のワンクリックをお待ちしております。
マネポケ金融投資ブログランキング!
マネポケ金融投資ブログランキングへ

↓9月24日22:00現在で14位…下がってしまいました。皆様のワンクリックをお待ちしております。
にほんブログ村 保険へ
にほんブログ村 その他生活ブログ 保険へ

"生命保険各社が介護保障保険の商品開発に力を入れているそうです。" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント