「無認可共済」ベルル共済の破綻について③:「呆れた実態…①」

前回*の続きです。10月21日付の高知新聞・朝刊が、破綻したベルル共済の実態について報じています。

*前回の記事はこちら。
  • 「無認可共済」ベルル共済の破綻について②:「お金は返ってこない」

    記事によりますと、事実上破綻した同共済の運営会社「ベルルライフサービス」の事業報告書を作成していた会計事務所が、ベル社の経理内容を「責任の持てない内容だった」「信用できない」などと明かしたそうです。

    また、死亡した同共済の社長が「全国建設事工業国民健康保険組合(建設国保)」の支部長を兼任していた際、平成7~9年に約10億円の不正流出事件を引き起こしていたとのことです。

    …記事を読む限りでは、初めからすべてがウソだったのではないかと考えております。

    おそらく、死亡した社長は自身が引き起こした不正流用の損害を穴埋めするために、共済事業という仕組みを利用していたのではないでしょうか?

    【記事の内容】

    以下、記事の内容です。

    【ベルル元社長10億円流用 平成7~9年】
     四国四県で共済商品や社債を販売中の19日に突然営業を停止した「ベルル生命医療保障共済会」(本部・徳島市)の保険の契約者は、共済加入者だけで1000人余りに上るとされる。契約者の中で、特に多く含まれているとみられるのが大工やとび職の人らでつくる「全国建設工事業国民健康保険組合(建設国保)」高知支部の組合員。以前は同支部長をベルル社長(今月死去)が兼任するなど密接な関係にあり、この社長は10年ほど前に同組合員の掛け金約10億円を不正流用する事件も引き起こしていた。

     建設国保は市町村とは別の、職域ごとの国保組合のひとつ。本部は東京・中央区にあり、高知支部組合員は、635人(家族を含めると約1500人)という。

     民間信用調査機関などによると、同組合支部とベルルグループとの関係は、支部の設立時にさかのぼる。今月61歳で死去したベルルの社長は建設関係誌に務めたあと、昭和49年に事業者対象の行政書士事務所をおこし、これを母体に平成2年にベルルライフサービスを設立。ほぼ同時期に高知、徳島の建設国保支部長を兼任するようになったとみられ、高知支部はベルルの支社と同じフロアに同居していた。

     同社長が組合資金の流用事件を起こしたのは平成7~9年ごろ。組合員の保険料を本部に送金せず、両県分合計で約10億円を不正に流用していた。事件発覚後、支部長を解任され、不正流用した金は平成22年までに順次返済することになったが、フロアの同居はその後も続いている。*

    *管理人注)・建設国保は24日現在、支部の移転作業を開始しております。

     ◇表裏一体?
     かつて同社高知支社に勤務していた男性によると、同支社は建設国保の組合員名簿を保険商品の勧誘、販売に積極活用。「社幹部からは建設国保の組合員も増やすよう命じられることもあった」と言い、建設国保支部とベルルが表裏一体の関係だったと指摘している。

     この元社員は「平成8年ごろ、東京の建設国保の本部から『滞納金4億円』という督促状が送られてきたので、社長に聞くと、『お前には関係ない』と言われた。流用の可能性があると思って会社を辞めた」と言う。

     組合員の中でどれだけの人がベルルの共済に加入したり、同社の社債を購入していたか、明確ではないが、現在の高知支社員は「支部組合員の3割ほどがベルルの商品を購入(契約)しているのでは」としている。

    ◇毎月巨額の返済
     建設国保の東京本部は20日、高知新聞の取材に対し、高知、徳島の流用事件発覚後、同社長は毎月1000万円単位の返済を続けていたことを明らかにした。現時点での債務残高は「6億円弱」という。

     これらの返済資金の原資がどこから捻出(ねんしゅつ)されていたかは不明。ベルルが契約者から集めた巨額の掛け金などが返済に流用された懸念もある。

     同社長の流用事件については、流用された資金が何に使われていたかすらいまだに明らかになっておらず、建設国保本部も「ベルルの事業費にも使われていたようだが、詳細はいえない」と明確な説明を拒んでいる。

    【財務の提示拒否された 会計事務所に聞く】
     営業を停止した「ベルル生命医療保障共済会」の運営会社、「ベルルライフサービス」の事業報告書を作成していた徳島市内の会計事務所の責任者が20日夕、高知新聞の取材に応じ、ベルル社の経理を「責任の持てない内容だった」「信用できない」などと明らかにした。内容は次の通り。

     ―ベルル社をいつから担当しているのか。

     平成9年からだ。銀行(徳島市)が同社に融資する縁で引き合わされた。うちもメーンが同じ銀行なので、(こんなことを)頼まれるケースもある。断るわけにもいかなかった。以降、ずっと続いている。

     ―同社は特異だったのか。

     本来は月一度くらいのペースで企業の経営内容をチェックし、継続的な顧問を行なっている。だが同社の場合はそれもなかった。私たちが社の幹部に会うのは年に一度。それも売り上げや当期損益、給料、広告宣伝費、賃借料などの総額を記した数字を渡されるだけ。「これで作って」ということだった。

     ―それで大丈夫か。

     社長に対し、何度か基となる資料を見せてくれといったが、社長自身は社幹部に任せっ放し。幹部に対しても、残高証明や普通預金額などを見せてくれと何度も厳しく言ったが、結局、見せてもらえなかった。だから、出してきた数字がうそか本当かはわからない。

     ―決算書をどう見る。

     いかがわしい、と言おうか。あまりにいい加減なので、事業報告書には通常押す私の印や社名を入れることはなかった。とても責任は持てないと思ったからだ。売り上げの実態が分からない。どの部門が赤字で、どの部門が黒字かも分からない。税法上は問題ないが、多くの会社を見ている中で、こんな会社はここだけだ。

     ―約35億円集めていたようだが。

     その数字はうそじゃないかと思う。私には信じられない。それだけあれば残っていないとおかしいし、使い切れるはずもない。売り上げの推移を見てきたが、例えば1億円ならまだ分かる。そもそも最初からずっと、赤字を計上していた。


    以上です…ふうε=(-.-;)。

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    この記事へのコメント

    2006年10月24日 15:43
    こんにちは!

    不正流出事件?どこかのスケート協会の会長みたいですね…
    その弁済のために、共済掛金が使われていたとしたら、組合員様にはお気の毒にとしか言えないですね…

    社長が亡くなったと言うことですから、今頃えん魔様に舌を抜かれている事でしょう。
    現役保険営業マン
    2006年10月24日 17:21
    ともさか保険事務所さん、一番コメントありがとうございます。
    …はい、今頃は厳しい詮議を受けて悲鳴を上げていることでしょう。
    2006年10月24日 22:57
    こんばんは。

    んー、ホントひどい事件ですね。
    保険というものは、「遠い約束」であるはず。
    約束が守れない方や、最初から守る意思がない方に「保険事業」を営む権利はありません。

    また社長が死んでしまっているのが腹立たしいですね。
    現役保険営業マン
    2006年10月24日 23:45
    佐藤さん、コメントありがとうございます。
    …おっしゃるとおりです。ホント腹立たしい限りですよ。
    ますおさん
    2006年10月25日 02:04
    保険に入るときは、その会社がどんな

    会社かよく調べてから入らなければならない

    事をよく思いしらされる事件ですね!
    (;●`皿´●)ノシ バンバン!!
    現役保険営業マン
    2006年10月25日 08:57
    ますおさん、連続コメントありがとうございます。
    …はい、おっしゃるとおりです。今回の件はは「美味しい話しには裏がある」「金融の知識がない人はいとも簡単に騙される」ということを改めて証明したと思います。

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