「無認可共済」ベルル共済の破綻について⑫:「建設国保は知っていた!?」

前回*の続きです。11月29日付の高知新聞・朝刊に、破綻したベルル共済及び同共済と関係を指摘されている建設国保に関する記事がありました。

*前回の記事はこちらです。
  • 「無認可共済」ベルル共済の破綻について⑪:「最初から“死に体”だった!?」

    記事によりますと、ベルル共済の巨額不明金問題に関し、ベルル生命医療保障共済会の元理事長(10月に死去)が建設国保との間でかつての横領金の弁済方法について公正証書を結び、その中で同共済の運営会社「ベルルライフサービス」を連帯保証人としていたことなどが28日までに高知新聞社の入手した資料で分かった、とのことです。

    …建設国保は死亡した共済の元理事長が、平成7~9年に引き起こした横領を、平成15年に東京都の特別検査を受けるまで内密に処理しようとしていたなど、隠蔽体質が強いようです*。

    *高知新聞社のHPに詳しく報じられております。こちら。
  • ベルル元理事長 建設国保に6億円弁済

    不祥事を公にすることを遅らせ、十分な検証もせずに弁済をさせた建設国保にも重大な責任があるといえます。

    建設国保は取材に対し一切コメントしないようです。

    このままダンマリを決め込んで、すべてを死亡した元理事長と、入院中の女性常務の責任とすることを狙っているのでしょうか。

    だとすれば、世間様ではそういうのを「卑劣」もしくは「卑怯」というのですが…。

    【記事の内容】

    以下、記事の内容です。

    【「ベルルが横領金弁済」 建設国保が元理事長と証書】
     ベルル共済の巨額不明金問題に関し、ベルル生命医療保障共済会の川越一・元理事長=10月死去、当時(61)=が「全国建設工事業国民健康保険組合」(建設国保、本部・東京)との間でかつての横領金の弁済方法について公正証書を結び、その中で同共済の運営会社「ベルルライフサービス」を連帯保証人としていたことなどが28日までに高知新聞社の入手した資料で分かった。建設国保は、元理事長個人の横領金をベルル社に肩代わりさせることを当初から見込んでいたことになり、県内被害者の弁護団は同国保の責任を追及することも検討している。

     建設国保と川越元理事長が7~9年の横領金の弁済方法について公正証書を交わしたのは平成16年1月と6月。元理事長は7~9年に高知、徳島両県の支部組織の保険料から横領した約12億円を10年度から内々に同国保に弁済していたが、15年の東京都の特別検査を受け、正式な弁済計画を結んだとみられる。

     本誌が入手した公正証書によると、この時点での元理事長の債務額は約8億5400万円。16年1月から21年12月までの間、月々800万~2350万円を返すことになっている。

     債務者は川越元理事長個人だが、証書の中では連帯保証人として▽ベルルライフサービスの竹中美千代常務(51)▽ベルルライフサービス▽関連会社のベルル興産―の名前を明記。さらに弁済額と同額の約束手形を1ヵ月単位で振り出すことも決めているが、手形の振出人は川越元理事長個人ではなく、法人としてのベルルライフサービスになっている。

     また公正証書締結に先立って交わした合意事項によると、約束手形が不渡りになった場合の債務者となる対象(手形の裏書人)としてベルル興産などを明示。本誌が入手した約束手形の写しでは、ベルルライフサービスが不渡りを出した時に最初に債務を負う当事者として、ベルル興産の名が会社印と共に末尾に裏書されている。

     これらを総合すると、建設国保と元理事長の両者は、横領による巨額債務を元理事長が「個人」で弁済するのではなく、「法人」としてのベルルライフサービスの資金で穴埋めする▽支払いが滞った場合はまずベルル興産に債務を負わせる―という仕組みをつくっていたことになる。

     ベルルライフサービスは11年以降、四国各県で共済掛け金などとして顧客から約35億円を集めていた。県内のベルル共済被害対策弁護団はこの弁済手法について、「弁済の義務があるのは、あくまで川越元理事長個人。ベルル社は別であり、本来なら証書に名前が出てくること自体がおかしい」と指摘。「今後、法的責任はもちろん、社会的、倫理的責任も含めて建設国保の責任を問うていきたい」と話している。

     建設国保の関係者は、ベルル社に債務を負わせた経緯を「川越氏とベルルは一心同体だったため」と説明し、建設国保本部は高知新聞の取材に対して「一切ノーコメント」としている。


    以上です。

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    この記事へのコメント

    2006年12月04日 09:46
    おはようございます!

    やはり知っていたのですね…
    中央省庁に知られる前に穴埋めする為には、どんなお金でも良かったんでしょうね!
    現役保険営業マン
    2006年12月04日 10:56
    ともさか保険事務所さん、一番コメントありがとうございます。
    …ここまで物的証拠が出てきているのに「知らない」は通じないでしょうね。

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    • 連帯債務とは

      Excerpt: 連帯債務とは、民法432条で定められている債務で、数人が連帯債務を負担するとき、債権者は、その連帯債務者の一人に対し、又は同時に若しくは順次にすべての連帯債務者に対し、全部又は一部の履行を請求すること.. Weblog: ライブドアブログ racked: 2007-05-18 00:50