年金の未納問題は、税方式にしても解決できない?

11月5日の日本経済新聞・夕刊に、年金財源の税方式化についての記事がありました。

…記事を読む限り、年金財源の税方式化は制度の移行問題や、税財源の調達問題があるので実現は困難。仮に、年金の財源を現行の「保険料方式」から「税方式」に移行させたとしても、未納問題は解決できないようです。

管理人は

「現行の仕組みを変えれば、年金制度における課題はたちどころに解決する」ということはありえない

と考えております。

【記事の内容】

以下、記事の内容です。

【社会保障ミステリー:年金財源の税方式化―未納問題は解決せず?】
 全国民が老後に受け取れるはずの基礎(国民)年金。この財源を保険料ではなく、すべて税金で賄ってはどうかとの議論が盛んだ。保険料の未納という現行制度の大問題が解決することが魅力とされる。ところが現実には解決できないという。どういうことなのか。

 日本では成人したすべての国民がいずれかの公的年金制度に加入することになっている。会社員であれば厚生年金、公務員などは共済年金で、保険料は給料から天引きされる。この保険料には基礎年金の保険料も含まれる。一方、自営業者など国民年金加入者は自ら保険料を払い込む。そこで未納問題が発生する。

 今も基礎年金財源の約3分の1は税金で賄っており、この割合を2009年度までに2分の1に上げることが決まっている。保険料の上昇を抑えるためだ。ここをさらに進めて基礎年金財源をすべて税金にすれば、保険料を払う必要はなくなり、未納問題はなくなるとの説は一見もっともだ。

 しかし、現行制度は保険料を払った期間に応じて年金を受け取る仕組み。現実問題として、現在の制度と新しい制度をどう結びつけるかという難問が生じる。ある経済学者によると、方法は3つ。1つはこれまでの保険料納付記録を無視して、全員に一定の年金を支給する方法。これは不公平感が強すぎる。

 2つ目は全員に一定の年金を支給し、その上に過去の保険料納付に基づく年金も支給する方式。この場合は財源が余計に必要になるなど、課題が多い。 

 3つ目はある日を境にそれ以前は現行制度、それ以降は新制度とし、数十年という時間をかけて新制度に徐々に移行する形。最も常識的かもしれないが、これまでずっと未納で切り替え時に既に中高齢になっている人は、無年金や低年金のまま生涯を過ごすという問題が残る。未納をなくし、無年金もなくすという目的は完結しない。

 年金財源の税方式化は過去にも何度も議論されてきたが、結論は出ないまま終わっている。それは現行制度からの移行問題や、巨額の税財源をどのように調達するかに答えられなかったためでもある。

 社会保障制度は年金だけでなく、医療や介護にも喫緊の大きな問題を抱えている。堂々巡りの議論で時間を費やしている余裕はないだろう。

*勉強になる一冊です!!年金の誤解―無責任な年金批判を斬る


以上です。

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この記事へのコメント

はまつひろみ
2007年11月14日 21:22
年金制度は富国強兵の頃の時代に、手っ取り早く軍事資金を平民から集めるために発明された制度だなんて聞きますよね。元々がそんなもんですもん、近年にいきなり全国民統一の制度にまとめよったって大きなひずみが出てあたりまえですよ。

年金制度、、、この奇奇怪怪なしくみを知るのに、改正にともなうその場しのぎの経過措置の多さに毎度悩まされ続けです。

いっそ今までのみんなチャラにして明日からいっせいにみんなでスタートすればいいのに、、

なんてバカなこと言ってちゃいけないかー。
現役保険営業マン
2007年11月14日 21:41
はまつひろみさん、こんばんは。
一番コメントありがとうございます。
…そうですね。確かに理解しにくい制度改革を連発されては、いっそのこと…なんて考えたくもなりますね。

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